新城@筑波大学情報です。こんにちは。

オープンソースでないプログラムを実行形式で配ると、ライブラリ
の問題がでてきます。配る方としては、できるだけ広い範囲で使っ
て欲しいわけですよね。RedHat 専用とかしたくないわけです。

この間、1つ斬新な方法を見ました。cc -S で .s (アセンブリ言
語)に落として配るという方法です。これだと、.o の形式の違い、
ライブラリの形式の違いも、両方とも解決します。
アセンブリ言語なら、Linux/i386 と FreeBSD/i386 くらいの違い
ならなんとかなりうですよね。同じ gcc だし。

Synopsys も、.s で配ったらいいんじゃないかなあ。
RTL だと、i386 以外も使えるかなあ。

Linux は、特に問題ですよね。多くの人は、同じ Linux なら動く
と期待するわけだし、実際そこそこ動くから問題ないということも
多いし、最後の最後は動かなくて困ることもあるし。

動的リンクの話は、Linux 専用というわけでもないので、
Followup-To: fj.os.misc としてみました。

古くは、SunOS の、通称、「JLE 感染」というのがありました。
JLE でコンパイルした動的リンクのバイナリが JLE なしの環境で
動かないというものです。

あと、最近は、Microsoft の .NET で何か対策していると聞いたの
ですが、どんな対策をしているんでしょうか。

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報       \\