Parrot and OS/VM
In article <cqlo09$m3p$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
Masanori HATA <hata@iname.com> writes:
> > Java みたいなJITが推進されれば、互換性はbyte code ( = syntax tree)
> > で取られるんで、アセンブラのレベルの互換性は関係ないんですよね。
>
> 僕がアセンブリに興味を持つきっかけとなったのは、Perl の方の話題の関係
> で、parrot をいじってみようかなと思ったのが、事の始まりだったんです。
Parrot って、Perl 用の VM の機械語なんですか。
> Java VM とか、その MS パクリの .NET とか、オープンソース陣営の parrot と
> か、そういうものが段々と頭をもたげてくるのを見ていると、とりあえず BIOS
> レベルで parrot に対応しておいて、あとは OS でもなんでもかんでも parrot
> の上で走らせちゃえば、OS すらハードウェア非依存にできてしまえる“可能性”
> はあるわけです。
標準理論では、OS の仕事は、ハードウェアの違いをソフトウェア
から隠すものです。ですから、OS はハードウェアに依存してもい
いというか、依存する部分を OS に押し込めます。標準理論ではね。
Parrot の世界で、ハードウェアに依存する部分は残るんですか?
それは、何と呼ぶんですか。単に言い換えただけですか。
> RISC プロセッサのように単純な命令だけをハードウェアに実
> 装しておいて、それを組合せた複雑な命令機能はすべて VM 側に任せておけばい
> いような気もします。すると、ベクタ演算を詰め込みまくった IA-32/64 系プロ
> セッサって(Athlon も含めて)、なんだか、決して“都会派”じゃないって感じ
> がするんですよね。
VLIW の Crusoe の Code Morphing のようなものでしょうか。Code
Morphing って、VM とか user-level OS を速くするのに使えそう
な気がするんですけど、効果が今一つ見えないですね。動かすアプ
リケーションに応じてハードウェアが適応するというのでも見たかっ
たのですが。
> # ただ、G5 PowerPC も、Pentium のようにベクタ演算機能を肥大化させる方向
> # 性にあって、同じ轍を踏みつつあるそうですが……。
ハードウェアの製造元は、ハードウェアを増やすのは簡単でしょう
からね。生物の進化でもそうですが、世の中複雑化するというのは
自然の摂理なんでじょう。進化が行きすぎると、絶滅します。
\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報 \\
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735