新城@筑波大学情報です。こんにちは。
SMP は、専門用語というよりは、もう一般用語かもしれないですね。

In article <m3vfsawok3.fsf_-_@maedapc.cc.tsukuba.ac.jp>
        MAEDA Atusi <maeda-news@maedapc.cc.tsukuba.ac.jp> writes:
> Symmetricというのは,元々の意味(割り込み・I/Oがどのプロセッサでも出来
> る)としては合ってるんじゃないでしょうか.ただ,別の語感(Uniform)が染み
> 着いちゃってるので,避けた方が無難ですよね.

昔、Luna88k という共有メモリのマルチプロセッサを使っていまし
たが、割込みは、CPU#0 しか受付けなかったような気がします。タ
イマ割込みをのぞいて。(いや、標準の Mach じゃなくて、自分で
作った手抜きOSだったのかもしれない。)

Sequent Balance というのも使ったことがあるのですが、これは、
SLIC というハードウェアがついていて、一番負荷の軽い CPU に割
込みが行くようになっていました。最後の1個をカーネル用にとっ
ておくというのが、Sequent Dynix の定石でした。たとえば、12
CPU なら、アプリケーションでは、11 個だけ使うようにすると、
速かったです。

実は、4 CPU しか使ったことはないんだけど。

In article <bj25ja$q9p$1@news511.nifty.com>
        "ando_san" <ando_san@nifty.com> writes:
>   Intelのように共通バスのUMAは考えやすいのですが,最近のようにスイッチベース
> になるとメモリチップからの読み出しパスの長さによって,論理的にはUMAでもアク
> セス時間が違うようになっています。一方,昔のNUMAはコントロール回路が遅かった
> のでローカルとリモートでアクセス時間が相当違い,意識してプログラムを書かない
> と性能が出なかったのですが,最近では回路が速くなってリモートでもローカルの3
> 倍以内程度でアクセスできるようになり,ユーザから見て差が無くなってきていま
> す。

3倍か。昔は、100倍くらいだったから、すごいですね。3倍とい
うと、キャッシュとメモリの速度差より小さいですよね。

In article <bj25ja$q9p$1@news511.nifty.com>
        "ando_san" <ando_san@nifty.com> writes:
>   実装上のUMAとCC-NUMAあるいはCOMAの大きな違いはキャッシュコヒーレンシの取り
> 方です。UMAの場合はUniformなので全プロセサにアドレスをブロードキャストしてス
> ヌープします。一方,CC-NUMAではホームノードにテーブルを持ち,どのキャッシュ
> ラインがどのノードに持っていかれたかを管理しており,スヌープをそれらのノード
> だけに送るというやり方が一般的です。

共有メモリの共有のセマンティクスは、どうなっているんでしょう
か。同期処理と一体化したようなもの(たとえばrelease
consistency)は、使われているんでしょうか。

Java をマルチスレッドで走らせて、ちゃんと走るんでしょうか。

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報       \\