非難決議
北に対する国連の非難決議がなされた。
日本案の制裁条項は削除されたが、決議となった意義は大きい。
先ず、当初中国が提案していた議長声明を決議に同意させた事。
仲介国の仏、英に対し適正に対応し、実利を取っていること等、外交的には成功だと言える。
中国、ロシアは一応世界各国からの非難の対象になる事を免れたが、もし次回無通告のミサイル発射が行われた場合、経済制裁、武力攻撃に反対する根拠を失ってしまった。即ち次回は攻撃する事を担保してしまった形になっている。
今回の事に拠り、日本が防御能力に加えて、攻撃能力を装備する事に対して国際的コンセンサスを与えてしまった。この事の意味は今後非常に大きなものとなる。
非難決議とした事で、日本政府は或意味フリ−ハンドとなった。即ち単独、連携での経済制裁は当然の事として理解される事になり、能力の有無を別として、総てのカ−ドを切る事が可能となった。
国内法の整備を急ぐ事になるだろうが、現時点で法整備に反対する者は皆無に近いだろう。反対するとすれば夢を見ている革新政党の学者さんだろう。
既に北の選択肢は暴発するか、座して崩壊を待つしか無くなってしまったので、日本政府としては粛々と制裁行動を進めてゆけば良い事になる。
我々に対する影響は、カニが高くなり、カニかまぼこで我慢しなければならなくなる程度だろう。
我々の世代には現韓国政権の対応は理解出来ない面が多い。 かなり昔に韓国と北は何故和解しないのか尋ねた事がある。そのときの多くの回答は、例え兄弟の子供であっても躊躇なく射殺するとかなり激しい反応だった。イデオロギ−が違えば肉親でさえ敵になるものかと驚いたが、今回韓国政府の反応はイデオロギ−よりも民族を優先する様子だが、国内の支持が得られるか疑問だ。少なくとも支持率は政権末期よりも低い値を示している。 ク−デタ−が起きても不思議では無い値だ。 (あり得ないが)
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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