植田です。

> 携帯@です。
>
> AIR第九話「つき -moon-」について雑感など。

また原作由来の補完です。

> ●来ては。なりませぬ。この身は既に穢れています

>  この穢れの正体は後に明らかとなるのですが、八百比丘尼はどうして最初からそ
の穢れ
> の正体を話すことが無かったのだろう? 話してさえいれば、神奈達が巻き込まれ
ること
> は無かったのに。

このへん後で書きますが、触れたりした程度では穢れはうつったりしません。
この時点では神奈に翼人の業を継がせる気は無かったのでしょう。

> ●翼人の力
>
>  何かが鳴くような音が霊山に響く。それは合戦の合図である鏑矢の音。
>  矢が飛んだだけであんな音がするとは思えないので、何か笛でも鳴らしているの
かな。

他の人もフォローしてますが鏑矢ってのは矢の先に笛を付けた物です。
だから合戦の合図になる。

> ●触れては…なりませぬ
>
>  矢に倒れた八百比丘尼に駆け寄る神奈。
>  彼女が倒れた場所、牢屋からは大分歩いた筈ですが、石の壁に扉の跡。この廃墟
は一体
> 何なんでしょうか?

原作では特に廃墟とかではないので背景として見れば良いかと。

> 八百比丘尼「神奈。しょうの無い子ですね。あれ程言ったのに」
> 神奈「母上…」
> 八百比丘尼「久しく忘れていました。人肌がこのように暖かいとは」
>
> 八百比丘尼「(これが因果であるのなら…)」
>
> 八百比丘尼「神奈。良くお聞きなさい。わらわと共に朽ちる筈だった古の祝詞。今
こそ貴
>    方に授けましょう。出来るなら、貴方には翼人の定めとは無縁のただの娘と
して生
>    きて欲しかった」
> 神奈「母上…」
> 八百比丘尼「力…風…我らの…今こそ(?)者が受け継ぐ星の見る夢」
> 柳也「星の見る夢? 何のことだ」
> 八百比丘尼「遠い…悠久の…相応しき…杯(?)に魂に術(すべ)を」
>
> 八百比丘尼「これで終わりです。母を許して下さいね。これこそが、わらわ達の勤
めなの
>    です」
>
>  後に明らかとなりますが、神奈が抱きついてしまったことで、呪いが神奈にも伝
わって
> しまったということなんでしょうね。八百比丘尼は、自分と共に朽ち果てさせるつ
もりで
> いた古の祝詞を神奈に授けます。そして、出来るなら神奈には翼人の定めとは無縁
の只の
> 娘として生きて欲しかったと。
>  八百比丘尼の古の祝詞。恐らくゲームではしっかりと記述されていることでしょ
うが、
> 一部聞き取りづらい部分もあり、その意味が今一掴めません。これが翼人の勤めと
いうこ
> とですが…。祝詞を口述で伝えるというより、神奈に向けての祝詞により翼人の力
を使え
> るようにしたということなのかな。


原作では知徳が説明するのですが翼人は「智の魔道士」です。代々の知識や経験を
そのまま伝えて行く能力を持っています。そのため知識が豊富で人々に知恵を授け
導いてきた種族としてあがめられてきました。しかし、この知識の伝授と同時に穢れ
もうつしてしまいます。

> ●余の夢だ。夢は辛い夢ばかりでは無い。楽しかったぞ
> 柳也「神奈! もっと高く飛べ! もっと! もっと高く!」
>
>  矢を受けた神奈は力で地上の兵士達を吹き飛ばします。
>  しかし、次から次へと矢が突き刺さり、助けようとした柳也は風に阻まれます。
>  更には呪詛も神奈を縛り上げ、ついに神奈は消滅してしまうのでした。
>  矢が何本も突き刺さっている辺りははっきりとは描かれていませんが痛そう…。

原作ではあんなに矢は当たらないんですがね。一本羽根を掠めて散らしたくらい。
原作より痛そうな消え方でした。

> ●神奈をあんな目に遭わせた奴らを一人でも多く道連れにして死ぬ
>
>  その時、法師が二人、柳也達に近づいて来て、神奈備命の随身である二人を迎え
に来た
> という。

原作では金剛の山を二人は自力で脱出して都で1年、事の真相の調査を行い、
西に別の翼人を奉じた寺があるという情報で自分たちから向かいます。ただ寺
そのものには結界が張ってあり案内役が現れないと入れない(参道すら見えない)
ようになってました。

アニメだと「もっと早く助けにこんかい」と思ってしまいますが、母君を封じていた
寺と
地理的な位置がまったく異なりますので仕方在りません。

まあ母親の居場所の方も原作では柳也が噂で南の方と聞いていただけで旅をしながら
特定していくのですが。神奈が幼い時に「言う事を聞かないとお前も金剛に封じて
しまうぞ」と言われたのを思い出し。柳也や翼人を出し入れできる便利な金剛石を
連想するのですが(このへん往人さんのご先祖らしい(^^;)、裏葉が金剛山に
気が付きます。

> 柳也「判った。ただし俺は、残りの時の全てを私のために使う」
> 裏葉「はい」

柳也「判った。ただし俺は、残りの時の全てをお前のために使う」
ですね。プロポーズを受けたと。

ちなみに裏葉の修行に2年かかってそれから1年生きてますので計4年柳也は
翼人にかかわってから生きています。往人に比べると結構長生きです。

では