Re: JR西日本 裁判所の判決
儲け第一主義が生んだ悲劇と云わざるを得ない。
製造業とか直接生産に従事していない企業が生産性活動をやると
必ず個人への負担へ帰結していく。いわゆる些細なことでの因縁をつけ
自己批判、思想改造、人格剥奪、等行う。
旧軍隊、旧国鉄、現JR西日本が記憶に新しいところである。
旧国鉄がいわゆるマル生運動で国労潰しをしたとき、その指導者
達は、おそらく日本生産性本部が日本の労働運動に危機感を募らせ
55年からアメリカへ派遣した労働運動の指導者達(主として同盟の息の
かかった者、ex;日産労組当時第2組合の塩路天皇は1年以上渡米)
が主要な役割を果たしていったのだろう。
日本生産性本部は日本の製造業の生産性に関しては一定の成果をあげ
たものと考えられるが、こと労務管理関係に果たした役割は悲劇的である。
マル生運動で人格破壊が有効である事が判ると一つはマルチ、詐欺商法の
教育研修に流れ豊田商事を始めとする詐欺商法の教育手法にも使われ
ていった。今でもその残党があらゆる手段で虎視眈々と騙そうとしている。
一方では富士通を始めとして経営幹部の登用試験にも応用されて行き、
現在殆どの企業が何らかの形で導入しているいわゆる成果主義の評価
方法に使われている。何れもキーワードは人格破壊である。
早い話が人格破壊すれすれの人が大勢いて儲け第一主義が蔓延している
ということである。信用のおけるものが少ない。
富士通は日本のコンピュータをIBMの攻勢から守った主導的企業である。
そこには天才的な技術者 池田専務がいたが成果主義の中からは
この様な人は2度と出てこない。日本型企業が生んだ典型的な人である。
富士通が率先して成果主義を取り入れたことは非常に不思議である。
かつての富士通の矜持は無いのか。
アメリカはこの様な日本型の天才によって妨害されないように国際化とか
グローバル対応と云う名分を振りかざし日本文化の破壊しようと画策して
いるようにも見える。
一つだけ例を挙げておきたい。
今日本人が贈り物を受け取ったとき、殆どの人はその場で開封してしまう
それが常識になっている。
昔は一旦受け取ると神棚とか仏壇に供え、一日置いてから開けたものである
あらためて感謝の意を深めたものである。この美しい習慣がクリスマスプレ
ゼントから崩れていったものか、、、。神棚とか仏壇を無用に敬わないように
アメリカナイズされていった。
suzukiS wrote:
>1.日本の司法は適正か?
>日勤教育で自殺された運転手の遺族がJR西日本を訴えた裁判で、判決は無罪と
>なった。
>裁判の範囲と判決が適正だったとすると非常に残念な結果となった。
>もし、JR西日本が敗訴していれば、今回の事故はなかったかも知れない。
> 安全確保の為に運転手が50秒遅れたことが、処罰の対象になるのか?
>
> 今回の事故で感じたこと。現場の運転士の不適合を許せない上司達が、自分の
>責任問題を問われるのを恐れるが為に、運転士の矯正をするのが、この教育の目
>的であるようだ。
>
>2.JR西日本の体質
>①こんな企業に消費者が生命を預けているなんて、恐ろしい。
>(役人に期待してもしようがないが、国土交通省の監理体制も不十分である。)
>
>②辞任しない社長
>こんな企業に育てた責任者が交代しない。責任問題もさることながら、この体質
>を確立・維持してきた現社長に、是正・改革が出来る可能性はない。
>社長を続けるとしたら、今の時点で過去を清算しなければならない訳で、社長と
>して経営をリードしてきた社長、黒と信じていたものを白と信じる。今までの人
>生を捨てる事など出来ないのだから、社長をおりるべきなのだ。
>会社のために。
>
>③転覆脱線の速度が、手計算ですぐ出せない技術レベル。
>
>中学か高校の物理レベルで転覆の速度は、JR西日本が嘘した133KM/Hよ
>りはるかに小さいことは明らかである。鉛筆と紙があれば、すぐ答えは出せる。
>
>時速108KM/Hでカーブ300M半径を通過したら、重力加速度の約0.3
>倍の加速度が車両重心にかかり、車両を外側に押し倒そうとする。
>重心高さがどのくらいかわからないが、
>それに抵抗すべき踏ん張ろうとする両足の幅、つまり軌道の幅は1M(片幅=
>50CM)しかない。
>高さは4M近くもあるのに。
>
>狭軌道の電車は、カーブでは、二輪車以上に非常に不安定な乗り物になる。
>二輪車は、バンク角度をつける傾け操作が出来るが、電車や四輪は出来ない。
>
>運転手も電車が究極的にどうなるかを知ってはいなかった結果から、今回の事故
>を起こした。
>ただルールを守れではなく、ルールが何のためにあるのか、そして、最悪ルール
>を守らないとどういう結果が生じるかは、実機で無理ならシミュレーション体験
>をさせるべきである。それが教育だ。133kmの出鱈目もそこからは生じない
>はず。
>
>④JR西日本の運転者管理は、昔の日本の軍国主義のよう
>人事管理が脅しや虐めで現場のもっとも貴重な従業員の安全管理をしようとは、
>昔の日本の軍国主義の体制の様で、あまりにも非科学的である。
>
>⑤運転士としての適正性
>これも今後の課題となるだろう。
>今もっとも人選のきつい運転士はシャトルの宇宙飛行士だと思う。
>それは体力だけではなく、おかれる環境の極限性、複数乗員でのチームワーク。
>これには選考基準があるのだが、運転士もここまでの要求は不要だろうが、けっ
>こう人間社会学的に、適正を選考基準に
>
>
>
>
>
>
>
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