確かに?
確かに人は多くに付く傾向がある。そして所謂一時的な時流に乗って・・・・・
小森氏の危惧は尤もと言えます。
郵政の民営化と言えば聞こえは良いですが、地方を切り捨て(山間僻地)、最も信頼出来ると思って居た資産、資本を国外資本に運用を任せるなど、誰かの言う通り合法的な植民地化とすら受け取られる事態は憂慮すべき事と言えます。
しかし、其れに至る迄の運用、特に財政投融資の結果は、それにも益して出鱈目と言えます。勤務していた時代、特定の部門の作業が余りに不振で、その部分を実質外部委託とした経験があります。 経費的には内需としても大きく変わらないのですが、その部門の長の信頼度が低く、放置すると他部門にも影響すると判断した結果です。ある意味スケ−プゴ−ドとした事は否めません。
郵政の民営化も、その側面を感じます。
旧国鉄時代に国労のストライキで列車が動かず、叔母の法事に列席できなかった事や、子供の出産に母が来る事が出来ず上司の奥さんに付き添いをお願いした経験があります。 日本の鉄道は世界一正確と言われた時代です。 国鉄民営化に伴い、余剰人員の雇用を要請されましたが、人事を通してグル−プ各社に国労に所属した者の雇用は一切控える様に通達を出した経験も有ります。 直接解雇される国労所属の個人には面識もある筈がありませんが、如何に有能な者であったにしても物事を考えるプロセスは染み付いているとの判断で行いました。
官庁勤務経験者や公務員であった人の転職や、依頼して来てもらう事は日常ですが、組織としての特性は隠せないものが有ります。
郵政民営化も時の総理の目に余る無駄や利権が決断させたと判断しています。 厚生年金等の社会保険事務所の改変も同じと言えます。我々の世代は、能力の優れた者は民間企業に就職し、行くところが無い者が教員と公務員試験を受けていました。優れた人も志を持って教職や公務員になられたとは思いますが、私の目から見れば厳しさが足らず、責任感の無い集団が多いのは確かで、民間企業であれば数年も持たないでしょう。彼等に期待する事は非常に少ないには事実です。
さて、右も左も判らない者も一票、将来を見据えて熟慮して判断した人も一票。確かに不安は残ります。しかし言われるがままに一票を投じる者には必ず指導した者がいます。其れが誰かを見極めれば方向を決める事が出来るのではないでしょうか。
優れた時の指導者は世論操作も上手ですが、将来を見据えて行動するものです。
確かに多数決の暴力と感じる事は多く存在しますが、一定の年月で破綻し適正と思われる方向に修正されている様です。
自掃作用は働くと考えなければ胃が幾つ有っても足らないと思う事にしています。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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