巷では日本の核武装論が言われているが、本気で日本が核武装すると考えている者が何人いるだろうか?
 武力としての核兵器の存在価値は、余り高く無い。
 核抑止力としての核武装等と言う訳の判らない事は、大陸の集団に任せて於けば良い。 


 既に地球を幾度も破壊する核兵器が存在する時代に、相対的に同等以上の核武装をしても双方焦土と化すだけで意味の無い事。
 尤も輸送手段があっての事だが、旧式の輸送機では外部に攻撃する能力は無いし、弾頭へ搭載しても発射直後に分解するミサイルでは、自分自身の身が危なくて発射出来ないだろう。

 既に人工衛星打ち上げそのものが商業ベ−スの国と、国威掲揚の道具の国とではミサイルの信頼度に大きく差があり、運搬能力は格段に違う。
 H2Aに弾頭を載せれば、三段目と衛星搭載部分に数発以上搭載可能で、拠り小型の時期ロケットでも全く問題無く可能で、能登、北海道の射場から第三国に干渉する事無く打ち込める。
 さて、核攻撃の意味があるだろうか?
 現在でさえ餓死者を出している地域に核攻撃しても復興の方が大変であるし、放っておけば自滅する集団を相手にする程馬鹿はいないだろう。
 日本は降りかかる火の粉を的確に処理すれば良い。
 従って、今の日本は能力が有っても核武装しない方向を選択するだろうし、実質核攻撃よりも効果的な対応を国際社会と連携して行っている。
 地域全体がホロコ−ストの様な所へ、武力を用いる意味は全く無い。
 通常観測に使うF4ではなく、足の短いT4練習機で日本近海だけのちりを集めていることから見れば、然程重要な問題では無い事は明らかだろう。
 日朝核戦争など起り様が無い。 戦争は相手に継戦能力があって初めて出来るものであって、一冬越せば誰も居なくなるかも知れない地域の集団を相手に行うものではない。