韓国に敗退した日本サッカーに見る日本人の政治的風土と、世界の中田に見る
西欧の政治的風土の相違に関する重大な一考察
(副題:なぜ日本人は相手ボールを取りに行かないでか)
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昨夜の日韓戦は、相手ボールを接近してもそれ以上接近せず、果敢にボールを
取りに行かない日本人の挑まない性癖が如実に出ていた。
中田の引退はそうした日本サッカーへの苦言をいくら繰り返しても、農民的日
本人プレーヤーが聞き入れないことへの絶望であった。

中田は、プレー中、常に選手を叱っていた。
「なぜ、囲んでいるだけで、攻撃的に相手のボールを取りに行かないんだ。体
を張って、1:1の勝負でボールを取りに行く攻撃的サッカーをしなければ、
日本は世界に勝てない。」
中田のこの遺産的叱咤、日本人プレーヤーへの叱咤は、そのまま、
日本人の政治的姿勢に当てはまる。

1:1どころか、日本人2人で、相手プレーヤーを囲んでも、それ以上、相手
プレーヤーに挑んでボールを取りには行かず、相手プレーヤーがゴールに近づ
けば、一緒になって移動している。まるで、日本人の政治姿勢そのままではな
いか。政権与党を引きずり落とすこともせず、選挙にはいかない。反対勢力に
投票などしない。

こうして、日本国憲法銃殺のゴールへどんどんボールが近づいてきたが、日本
人は傍観している。いっしょになってずるずると、自陣のゴールに走ってつい
ていっている。もうペナルティエリアに入ってきたのに。

中田的日本人なくしては、いかなるファシズムにも対抗できはしない。
黙っていて草むらにひっこんでいる日本人は、やがて野火で一網打尽に雀焼き
にされる。野焼きで一面真っ黒の草むらで死体になって朽ちていくのみだ。

日本人は、中田的、相手のボールに1:1で果敢に取りに行く日本人にならね
ば、ファシズムにゴールを破られるぞ。