韓半島、台湾の人に対して、日本名を名乗る様に指導、或いは強制した事は歴史的事実である。この事が現在植民地政策として取り上げられているが、日本の隣国に対する対応は他の植民地を有した国とは異なっている。
 政策として、植民地支配を意図したのでは無く、日本人化を目指したのであり、この事を非難するには当たらない。当然、突然ある日から我々に朴と名乗れと言われれば激しく抵抗するだろうが。
 日本人化政策として学校から日本語教育行っている。即ち自国民として同化させようとした事は他の国の植民地政策とは明らかに異なる。
李王朝に皇室から嫁がれている事からも、植民地との認識、行為は政府には無かったとも言える。
 如何に、統治する側が植民地としてでなく、自国民と同等に扱い、対応しようとしても、民族としての自覚、自立を目指すのはある面当然の事だろう。その意味では時の政府は政策を誤ったと言える。
 但し、当時の国際情勢を考慮すると、最も穏便で紳士的な対応であったと言えると思う。現在の様に各々独立国として対等の立場での交渉は行い得なかった事から見れば、事の良否はもっと先の人々が判断するだろう。

 通称、日本名は日本人化政策によって発生したものであるが、現在は通称を名乗る事は社会的には容認されているが、登録は本名と限定されており、帰化しない限り日本名での登録はあり得ない。
 本人確認が必要な場合、在留許可証、記載事項証明書の提示を求めている。即ち日本名で記載する事は原則あり得ない。

 既に二世、三世の時代となっており、母国語を話せない人が増えている。多くの人は帰化の道を選択して日本人として生活し、日本社会に同化しているし、韓半島出身の人の犯罪率と日本人の犯罪率はむしろ韓半島を原籍とする人の方が少ない傾向にある。
 台湾を原籍とする人のそれは日本人よりも遥かに少ない。むしろ教えを請う人が多い。 


 既に在日云々と言う時代は終わっている事を認識する必要を多くの偏見を持つ人は認識すべきと思う。少なくとも良き隣人の方が多いと思う。