岡田です。

"J" <nakamura@daiyan.pwr.eng.osaka-u.ac.jp> wrote in message
>> '04スーパースポーツモデルの情報がぼちぼち出てきましたね。
>バイクジャーナリストの辻司さんのHPが詳しいです。
>http://www.aerodevice.net/salida/

ここに、CBR のアクティブステアリングダンパー(ホンダの呼名は違う)が
出ていますね。
世界初となっているようですが、実は sxbike で私が先に採用していました。
sxbike はシミュレーションなので範疇外かもしれませんけれど
私がこの機能を付けた理由は高速時の安定性をまそうとすると粘性を
高くしないといけないけれども、低速時の安定性とクイックさは
逆に粘性を下げないといけないので、困りきったあげくの苦肉の策で
付けてしまいました。
その当時は実車にこのような機能はなくどうした物かと思っていました。
逆に、市販車でこの機能を実現するためには電気的に粘性抵抗が変わる
ダンパーが必要になりますがそれをどうやって実現しようかを考えていました。
そこで思いついた方法が3個

1  2枚の板の間隔をサーボモーターで変えて抵抗を変える方法
2  4ビット分ぐらいのソレノイドを用意して2^nの重み付けを付けて256段
   などを表現する方法
3  液晶を用いて液体自体の粘度を変えてしまう方法

です。今回のホンダ製は3は使っていないと思います。

なんか思いついたことはさっさと書いておかないとなんか損ですね。
今回は web 上に履歴が残っているので、どうだ!と主張できますが。
いや、「どうだ!」と言いたいだけなんですけど。

私的には、今、目をつけている GSX-R に早く付けて欲しい。
逆に、180km/h ぐらいに速度制限して、ダンパーを軽くするのもありかなと
思っています。


ついでに。
ダンパー特性などが電気的に変わると言えば、フロントフォークの特性を
ガソリン残量にあわせて変える機能を付けて欲しいです。
私の RGV250 では、登り坂、下り坂の特性変化は前後の体重移動で吸収できる
のですが、ガソリンの重量変化まで吸収できないんです。
ダンパーの特性なら何も電気的でなくて、メカ的に変えることが出来そうですね。
ガソリン油面の高さで変わる圧力で粘性抵抗が変わればいいわけです。


--                                  --岡田 伸也
--              では    ^^/         --sh_okada@d4.dion.ne.jp
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