蛙をゆでる実験(boiled frog)の譬え話は、
「ビジネスマンはゆでガエルの夢をみるか」
http://www.med-legend.com/column/urbanlegend10.html#boild_frog
によれば、科学的裏付けのない都市伝説だそうな。
 cf. http://www.snopes.com/critters/wild/frogboil.htm      

ところで、「蟻のように働く」という慣用句に反して、アリを実際
に観察すると、怠け者のアリが一定割合いる、という話も、しばし
ば語られています。

しかし、勤勉に働くアリ/並に働くアリ/全然働かないアリの比率
は話者によってまちまちです:

http://www.tbs.co.jp/news23/taji/s90804.html
 は 6:3:1
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_kensyuu/fusanokaze/h14/h14jishu.pdf
 は 3:3:4
http://members.tripod.co.jp/mike2/henkaku.html
 は 3:5:2

また、出典に言及した記事もなかなか見当たりません。

これも都市伝説の一種なのでしょうか? それとも、科学的観察の
なんらかのレポートは実在するのでしょうか?

また、この寓話/観察話は、いつごろから、誰が普及させたのでし
ょうか?
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---2003年6月21日(土)--- hayashi@tulips.tsukuba.ac.jp
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