今日は、群馬県前橋市の群馬県営敷島公園球場での対オリックスの西武主催試合。西武がこの球場で戦うのは２００１年５月１８日以来。
今日の西武先発は許。今回調子が悪ければ２軍降格もあるということのようである。一方オリックスの先発は昨季まで広島のデイビー。
試合展開は、許が乱調で失点し、後続宮越も打たれ、逆に西武打線はデイビーを打てないという、一方的なオリックスペースのものとなってしまった。
先制したのはオリックス。
１回表、許はいきなり谷にヒットを打たれ、さらに村松もつづき、ノーアウト３，１塁。塩崎はセカンドゴロだったが、併殺にはならず、１アウトをとっただけ。
その間に谷が生還し、１点を失う。さらに中村にタイムリーで２点目、ブランボーにタイムリーで３点目を失う。
１回裏、２アウトから中島ヒット、カブレラフォアボールとランナーは出たが、和田がライトフライでチャンスが得点にならず。
２回裏の西武は、栗山、中村、細川が三者凡退。
３回裏では先頭の福地がフォアボールで出塁したが、赤田がゴロでフォースアウトになり、片岡、中島連続三振で得点できず。
４回表、オリックスの攻撃は、先頭の後藤がヒットで出塁し、さらに的山のバントで後藤が進塁した。西武はここで投手を許から宮越に交代した。
許は７２球を投げ、被安打８、失点３の内容だった。なんとか初回の３点に抑えていたとはいえ、不安定なピッチングで多分首脳陣の期待を裏切ったと思われる。
４回裏にはカブレラがヒットで出塁したが、つづく和田がダブルプレーに倒れ、栗山もファーストゴロで得点できず。
西武が得点できないのに、オリックスは５回表に１点を追加した。
宮越は、塩崎をライトフライ、北川を三振に討ち取ったあと、グラボースキーにデッドボールを与え、つづく中村の長打でランナーが生還し、これで４対０。
西武が得点したのは５回裏。中村がフライでアウトのあと、細川が２塁打を放ち、その後福地にタイムリーが出て細川が生還した。これで４対１。
このあともチャンスはつづき、福地が盗塁を決めたのだが、赤田のゴロで飛び出した福地は２，３塁間にはさまれ２アウト。（赤田は残る。）その後片岡のきれいなヒットが出たが、本塁をねらった赤田はホームでブロックされてアウトとなり、追加点はならず。
６回表には、宮越はブランボーにフォアボールを与え（代走相川）、つづく後藤はヒットとピンチを招いたが、つぎの的山のバントを３塁アウトにし、まあここまでは良かった。
しかしその後、谷のヒットとセンターのエラーで１点とられ、これで５対１。さらに村松にも２点タイムリーを浴び、これで７対１。許のあとをついだ宮越だったが、失点を重ねる展開となった。
６回裏には中島がヒットで出塁したが、カブレラが三振のあと、和田がまたもダブルプレーでチャンスを潰す。
７回表、西武は投手を宮越から小野にスイッチ。小野は２年ぶりの１軍での登板で、これが今季初登板。負け試合でテスト的な登板という意味か？
小野は緊張の面持ち。まずはグラボースキーにフォアボール（代走大西）。つづく中村はレフトライナーで仕留めたが、相川にはフォアボール、後藤にはヒットで１アウト満塁の絶体絶命のピンチ。しかし、小野、ここは踏ん張り、的山、谷を連続三振として、無失点で切り抜ける。
７回裏、栗山がヒットで出たが、中村がダブルプレーで２アウト。しかしその後細川がデッドボールで出塁、さらに福地のショートゴロを１塁に悪送球で、２アウトながら２、１塁のチャンス。
ここでオリックスは投手をデイビーから山本に交代。デイビーは１１０球、被安打７、四死球３、三振５の内容だった。西武はほとんどタイムリーを打てずに押さえ込まれた。結局この回、つづく赤田が三振でまたも得点はできなかった。
８回表の小野は、北川のヒット１本に抑え、無失点。
８回裏、片岡、中島、カブレラは三者凡退。
９回表、捕手細川に代わり炭谷（細川デッドボールの影響か、それとも炭谷の顔見せ的な意味合いか）。この回の小野、相川にフォアボールを出したが、無失点。また盗塁を試みた相川を２塁で刺している。
９回裏、オリックスは投手を大久保に交代。この回、守備から和田に代わっていた高山が先頭だったが、フライでアウト。栗山三振。中村にヒットは出たが、つづく炭谷はフライでＥＮＤ。
この試合、７対１で西武の完敗だった。投手力の差が出た感じ。デイビーは７勝目で、ヒーローインタビューを受けた。
この日、ホークスがマリーンズに勝ったため、西武は１週間で首位を陥落することになった。残念。
明日からはインボイス西武ドームに戻ってのオリックス戦、がんばれ、ライオンズ！