核武装する事に拠る直接経費の数百倍以上経済的損失の方が大きいと思う。
 益して、外交戦略も基本から見直す必要が生じる。
 今の所核武装のメリットはあまり無いと言える。
 しかし、能力と技術は常に保つべきだろう。
 何時までもアメリカの核の傘にいる事は出来ない国際環境になりつつある。
 例えば、六カ国協議参加国の内、北が核保有国として、韓国に併合されれば、核武装していない国は日本だけとなる。
 非核原則は比較の原則と同義語と思うのは、相対的戦力比較で明確に抗戦力が無いと判断するに至れば、総力を挙げて対抗手段を模索すべきだろう。
 この時に核武装も長距離爆撃機もミサイルも判断の対象になる。日本は今迄、直積的脅威がソビエトだけだったからのんびりしていられるのかも知れないが、現実には竹島問題、尖閣列島、南鳥島、等武力制圧されたり、される可能性は払拭されていない。
 北方領土に至っては、明らかに停戦後の侵入であり、一定の制圧力は保持していなければならないと言える。
 但し、既に火力だけで対応する時代でもなく、核武装に拘るものでもない。