香田証生さんご冥福をお祈りいたします。

心理学者のプロファイルを伺わなくては成りませんが、
捕らえられた映像を見る限り、冷静なコメント立派でした。
それ以前の外国人の映像とは全く異なります。
バグダッドの入ったときから恐らく死を覚悟したものでしょう。
24年間、証性と言う名前から恐らく自分の由来を常に感じていた
ことでしょう。
焦らず慌てずじたばたせず、日本男児ここにありという映像です。

高遠さんたちが捕らえられたとき日本政府を始めうろたえ慌て
ふためきみっともない姿をさらしたのは記憶に新しいところです。
それによってマスコミ各社の論説がやっとまともになったことは
今回の産経はじめ各社の社説論説に表れています。日本政府も
少し変わりました。

今回の殺害は日本全体が変わるほどのインパクトがあります。

オウム事件が世界の犯罪を変質させました。テロも変質させました。
それに劣らずのことになることを予想させます。

国が何から何を守るべきか今回をきっかけに大きく変わるでしょう。
国の礎である国を守るために必要な武力を持たないということがある限り
あたりまえの国としての形が成り立ちません。
その結果、解釈憲法として次から次へ不自然な解釈をして自衛隊などと
いうごまかしを行い,今や何の関係もないイラク派遣なぞしている。

昨今の日本の殺人事件の特徴である幼児殺し(日本が圧倒的に多い殺人)
を取ってみても何から何を守るということが失われているためです。
少なくとも自衛隊というまやかしの名前のある軍隊ではなく「日本軍」
があったときは世間一般は幼児殺しなどは極少なかった。幼児は
守られるべき存在というのがあたりまえ。

国の礎を放棄した時点で米軍を傭兵として位置付けるのならまだしも
占領軍の居座りを許し米軍に守ってもらうという、姿勢が日本の卑屈な
姿勢を生み、対等な関係を築けていない。

国の礎、バックボーンといったほうが良いか、無いためごまかし卑屈さを
生み精神的荒廃を生み弱いものを苛め、政治的にごまかしが横行し、
それが我利我利亡者を生み、株で損しても損失補填をするという資本主義で
考えられない事が平気で横行し、卑屈さが拉致を許し中国とは話も出来ない。

このような日本を立ち直すきっかけとなると思います。