ハマス万歳
米英に取って、パレスチナでのハマスの圧勝は非常に頭が痛い問題となる。そもそもパレスチナ地域にイスラエルの独立を認め、以後イスラエルの領土拡大を容認し支援してきた第二次大戦以降の経過から、アメリカをハマスが交渉の相手と認めない事は火を見るよりも明らかであり、中東の安定は60年後戻りした。民族の独立、自立を求めるパレスチナの人々の民意が素直に表明された結果と思う。
大国のエゴの犠牲となった人々の意見が反映された事は喜ばしい事だが、今後抱えるイランの核問題、イラクの泥沼、そして和解が絶望的となったパレスチナ。 ゴラン高原の自衛隊、イラクの自衛隊はイスラエルのF16が頭の上を飛んでイランの核施設を再攻撃するのを制止する能力はなく、アメリカも今度は知らなかったでは済まないだろう。
世界の火薬庫と言われて久しい地域への、日本の立場を明確に示す事を求められる状況となった。今回は対米追従では対応出来ないだろう。 披抑圧国擁護の姿勢を明確にしなければ中東、アジア諸国から疎外された国となるだろう。
大きな意味での外交の転換点に来たと考える。 何れ血を流すか油を止められるか選択を迫られると思う。
テロは戦術の一つの手段にすぎない事を認識する必用があると思う。 (テロ肯定では無いが)
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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