さてアンケートとか意識調査なんか今の時代に本当に有効
なのだろうかという疑問がふつふつと沸いてきたので書く。

だれでも承知していることだが、日本の試験勉強は実は、
正しい答えを解答することを訓練するのではない。
試験の問いが「どういう答えを期待しているか」を正しく
解答することに要諦がある。だから試験問題がいかに馬鹿
な内容だろうと受験生は正しい解答を答えることができる
どんな馬鹿な設問にも必ず出題者の期待が存在するからだ。

つまり、このような受験戦争を勝ち抜いてきた日本国民の
大多数は試験以外でも、このような訓練の成果を遺憾なく
発揮する。つまり、大多数のアンケート回答者はアンケー
トの記述からその意図をスマートに読み取り、どの答えが
良いかを精確に選んでしまうのでアンケートの調査目的か
ら著しく逸脱し、かつアンケートを作成した主催者にとっ
てはとても好ましい結果だけが得られるのではないだろう
か(まあ、朝日新聞はそれを喜んで次の日の朝刊に載せる
だろうけど)

そもそも、この時代にアンケートですといって問われて、
それに答えるやつっているのだろうか?
そんな連中を母集合に統計をとってなにか意味があるの?