南京虐殺
南京大虐殺が有ったか否か?
虐殺と言うかどうか別にして、南京攻略作戦に於いて多くの市民を巻き添えにした事は否定出来ない。
私の恩師は、その攻略作戦に参加した士官で、実際に正規軍と諜報員、後の紅軍となった共産軍と、民間人との区別は困難な状況であった様子だ。正規軍兵士も軍服を脱げば兵士とは判らないし、諜報員は多くの偽情報を流し、この事で避難した民間人集団を包囲銃撃した事実は聞かされた。又共産軍は当時は軍服すら無い者もおり、判別は困難だった様子だ。
もっと悲惨な例は、後の共産軍と国民党軍の狭間に残された人々で、双方から敵側と見られた様だ。
従って所謂南京事件は存在したと言える。但し犠牲者の数に関しては余りに誇張されすぎていると思う。言い換えれば日本軍の手に拠らない犠牲者も総て数えているのだろう。
民間人の犠牲は日本に於いては、米軍の無差別爆撃の方が遥かに被害者は多い。
米軍の空襲は当初は軍事目標とされていたが、本土空襲は最初から軍事目標とは言えない場所を空襲し、戦意喪失を目的としており、無差別の殺戮とすれば、ナチスのユダヤ人に対するものよりも悪質と言える。ナチスの虐殺は未だ当事者に人間的な感情を感じられる面が多く見られるが、東京空襲を始めとする多くの都市への爆撃は最初から民間人を犠牲にする目的を持っている。
原爆の投下にしても、師団に対する攻撃では無く、明らかに都市の崩壊焦土化を目的としている。
一億火の玉と言われた時代には、米軍に取っては婦女子、幼児も軍人に映ったのだろうか?
少なくとも有色人種の人権を認めない考え方は、後の戦争で歴然と現れている。
自らの文化を至上のものとし、他を認めない考え方は現在のイラク戦争にも見られる。
反米政権の国が南米にも生まれる事は、何れかの時期に白人はこの世に存在する事自体が悪となる時代が来る事の前兆かも知れない。
学習能力の無い米国政府は、老獪な外交術に長けた中国には確実に劣る。 米国が運が良いのは第一次大戦時に培った工業生産力の遺産が未だ残っているからに過ぎない。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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