Re: 日米同盟至上主義
"ichiro,s" <aomimi16@poplar.ocn.ne.jp> wrote in message
news:c06tg9$mjs$1@nn-tk106.ocn.ad.jp...
>
> 戦後日本の復興と建設における先駆的主人公は、日々刻々汗水を流して勤
> 労に励む日本国民であった。
それは当然ですが、ほとんどの国民は、今と違って、きちんとした自民党支持層
でした。
> 同時に、雇傭促進・首切りのための合理化反
> 対・賃金の引き上げ、などを掲げて持続的に闘う日本労働組合総評議会
> (総評)や中立労連を中心とした広汎な労働運動は、所得水準の向上と消
> 費性向の拡大をもたらし、そこに持続的な拡大再生産構造を構築し、日本
> 経済のレベルを押し上げる一大効果をもたらしたのである。
それは、まぁ、国が所得倍増計画等で音頭を取ったから。国の支えによるもので
す。官僚主導型と言われる。もともと朝鮮戦争の特需もあったし。ところが、い
わゆる革新派などが、社会保障問題などで行き過ぎたため、破綻をきたした、と
いう批判は、香山健一氏の十八番でしたがね。
> また、社会党・共産党・総評を中心とする広汎な反戦平和の闘いは、(そ
> の指導部において路線上の重大な誤りがあったにせよ)
それが伸びない一因、内紛と分裂の原因だったのでは? 闘争というだけあっ
て、ふつうの労働者は敬遠していたのだし。
> しかしながら日米における支配層らには常々日本の政権が社会党に奪われ
> るのではないかという恐怖があった。
というか、半島問題がらみで敵対する勢力であった訳です。一般には、役所や大
企業が労働運動で荒れるのが厄介で、大変だった訳です。
> そのため自民党は、選挙に勝つこと
> だけを念頭に置いたなりふり構わぬ年々無理に無理を重ねる赤字(借金)
> 予算による社会党系議員抹殺のための地方利益の誘導政策を徹底的に押し
> 広げ、それがものの見事に大成功を博し、労働運動も消滅した。
ちょっと違うでしょう。労働運動の‘成果’として労働運動自体が消滅した、あ
るいは大企業が海外へ逃げたことの矛盾の解決に苦慮されているのでしょう。
もともと、社会保障問題が絡むのであるし、利益誘導の割り振りという点では、
社会党と自民党はツーカーだった、と言われていますね。
> その跡に残ったのは、莫大な借金、米国への永久的な国土の提供、米国へ
> の莫大な資金提供、経済の低迷、治安悪化、そして海外派兵である。
> ああ、憐れむべし!
消費税増税を閣議決定したのは村山内閣で、組閣の際に日米安保と皇室の尊重と
いう手続きを踏んだ訳ですし、村山内閣の時に驚異の円高だったかな。
> 小泉の思想は極上の危険部分を孕んでいる。小泉にいつまでも政権を任せ
> てはおけない。
逆です。今こそ、民主党が小泉政権を支えないと、まるで馬鹿みたいなもんで
す。ちょっと、政権交代というゲームに凝りすぎていますな。
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Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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