2008 年度日本応用数理学会年会 JANT セッション開催のご案内
jantめーリングリストからの転載です。
下記の日程で、2008年度日本応用数理学会年会
「数論アルゴリズムとその応用」(JANT) 研究部会
オーガナイズドセッションを開催いたします。
ふるってご参加下さい。
尚、本オーガナイズドセッションは、通常のJANT研究集会とは異なり
参加費が必要となります。
参加にあたっての詳細は、年会のホームページ
http://www.jsiam.org/annualmeeting/2008/
をご覧下さい。
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2008年度日本応用数理学会年会
JANTオーガナイズドセッションプログラム
「多変数公開鍵暗号について -- 基礎から最近の話題まで --」
* 日時 *
2008年9月17日(水) 9:20 〜 11:30
* 会場 *
東京大学 柏キャンパス(千葉県柏市樫の葉 5-1-5)
詳細は日本応用数理学会2008年度年会ホームページ
http://www.jsiam.org/annualmeeting/2008/
をご覧下さい。
* 講演 *
9:20 〜 10:20 只木孝太郎(中央大学研究開発機構)
多変数公開鍵暗号とグレブナ基底計算
講演内容:
多変数公開鍵暗号は、連立代数方程式の求解というNP完全問題
に安全性の根拠を求めようとする公開鍵暗号方式であり、耐量
子コンピュータ公開鍵暗号の候補として、近年盛んに研究が進
められている。本発表では、多変数公開鍵暗号の基本事項から
説き起こし、松本-今井暗号、HFE、順序解法などいつくかの具
体的実現方式について概観する。多変数公開鍵暗号に対する汎
用的攻撃法としては、公開鍵のグレブナ基底計算に基づく方法
が、その簡明さゆえに現在標準的である。本発表の後半では、
グレブナ基底の理論の基礎について概説した上、多変数公開鍵
暗号解読へのその応用について説明する。
10:30 〜 11:30 秋山浩一郎((株)東芝 研究開発センター)
代数曲面の求セクション問題を利用した公開鍵暗号について
講演内容:
代数曲面の求セクション問題に安全性の根拠を求める公開鍵暗号
(代数曲面暗号)は量子計算機出現以降でも安全性を保つことが
できる公開鍵暗号を目指して研究が進められている新しい公開鍵
暗号である。本講演では代数曲面暗号の概要と研究の経緯を外観
するとともに多変数公開鍵暗号との関係についても述べる。
* 問い合わせ先 *
内山 成憲(首都大学東京)
uchiyama-shigenori [at] tmu.ac.jp
JANT研究集会に関する情報はJANTホームページ
http://tnt.math.metro-u.ac.jp/jant/
でご覧いただけます。
尚、JANTホームページは URL が変更されておりま
すのでご注意下さい。
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