Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!news.daionet.gr.jp!news.yamada.gr.jp!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!news-out.visi.com!petbe.visi.com!news.octanews.net!newsfeed2.dallas1.level3.net!news.level3.com!postnews1.google.com!not-for-mail From: eurms@apionet.or.jp (M_SHIRAISHI) Newsgroups: fj.soc.history,fj.soc.politics Subject: =?ISO-2022-JP?Q?=1B$B6aBeF|K\;K$NDK:(=1B(B?= Date: 17 Feb 2004 09:22:55 -0800 Organization: http://groups.google.com Lines: 70 Message-ID: <800c7853.0402170922.1ecc5a33@posting.google.com> NNTP-Posting-Host: 220.97.239.231 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 8bit X-Trace: posting.google.com 1077038576 2689 127.0.0.1 (17 Feb 2004 17:22:56 GMT) X-Complaints-To: groups-abuse@google.com NNTP-Posting-Date: Tue, 17 Feb 2004 17:22:56 +0000 (UTC) Xref: ccsf.homeunix.org fj.soc.history:99 fj.soc.politics:1856 先ず、幕末から明治の初期に関して、非常に残念なことは、 “維新の三傑" --- と言っても、その三人に誰を選ぶかは 人によって違うであろうが --- (坂本)竜馬,西郷(隆盛), 大久保(利通)が、相次いで非業の死を遂げてしまったこと である。 せめて、大久保が命を全うしていてくれたなら よかったのだが・・・。 # 大久保は事あるごとに、天皇:睦仁(明治天皇)を “諌(いさ)めた”と言う。 そんな大久保が、(明治)憲法の制定時に健在であった ならば、「天皇は神聖にして犯すべからず」などと いう“天皇神格化条文”を憲法に織り込ませていた ろうか? 伊藤(博文)などという、維新での二流の人物が明治政権 の実権を握るようになってシマッタのは、その後の日本 にとって、不幸なことだった。 彼は「普仏戦争」に おけるプロシャの勝利に目が眩(くら)み、明治憲法を プロシャ憲法に範をとったものにしてシマッタ。 これが、そもそもの間違いだった。 この「誤り」を修正する好機は、プロシャの後継国家 である帝政ドイツが(第一次)世界大戦で敗れた時だった のだが、不幸にも、この時期の日本は「人材を欠いて」 いた。 裕仁天皇(昭和天皇)は、生物学者であったのだから、 まさか、自己を「神だ」などとは思っていなかった筈 である。 彼は、大東亜戦の敗戦後に、いわゆる“人間 宣言”を行ったのだったが、それは「遅きに失した」 と言えよう。 彼は英国にかなりの間、滞在していた ことがあり、時の英国王;ジョージ五世から立憲君主 制における君主にあるべき姿というものを直々に学んで いた筈であり、帝政ドイツが大戦に敗れた時点で、 進んで「人間宣言」をし、憲法改正の口火を切って いたいたならば、まさしくそれは≪英断≫として、 後世に語り告がれることになっていたであろう。 もう一つの「痛恨事」は、ワシントン会議で(日英 同盟に楔を打ち込もうとする)アメリカの意図が 見抜けず、ノコノコとワシントンまで出かけて、 まんまとアメリカの思う壺に嵌ってしまい、折角の “日英同盟”を解消してシマッタことである。 為に、日本は、(アーリア人至上主義を掲げる)ナチス・ ドイツなどという、イデオロギー的には全く背反する 国家と同盟を結ぶなどという“愚挙”に走ることを 余儀なくされてシマッタのだった。 フランス革命では、女性たちが大変おおきな役割を 果たした。 日本でも、富山の米騒動では、漁師の妻 たちが大挙して米屋に押しかけて、その主役を演じた。 それなに、東京のサラリーマンの妻たちは惰眠を 貪(むさぼ)り、富山の漁師の妻たちを冷笑していた。 東京の女たちが大挙して陸軍省などに押しかけて いたならば、日本の軍国主義化は防げたに相違なく、 後に空襲「で焼き殺される破目になることも無かった であろう。 M_SHIRAISHI @ The_New_York_Academy_of_Sciences http://www.age.ne.jp/x/eurms/Ronri_Kaikaku.html