遠征の都合で、秋期を先に(気付かず)投げて、投げてから「あ、夏忘れて
た」と思い出す。ということで夏期投下。


因みに、CCSFにて秋期のサブジェクトを「最終回寸評 19冬」としたんで
すが19冬はすでにあるんで、これは「19秋」の誤り。f.r.a の9468
番。








おはようございます。
大和郡山のブラストマインダー、麻上 迦楼羅@ZAQ大阪です。


関西地上波限定(一部有線あり)かつ麻上の守備範囲内の作品で、6月から
7月にかけて終了した「テレビ用(一部は配信用)アニメーション作品」の
寸評です。4〜6月(春期)放送分が主な対象です。
いつものようにf.r.a 公式採点方式&公式記号方式(バカ)で採点しています。
同じ物を付点再評価・誤字脱字修正したものをFani通の原稿としていま
すが、付点はf.r.a の方がより麻上です。

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●『このはな綺譚』(サンテレビ<独立U局>)
 総合:4.5+(惜しい!)(開始時評価:3)
 ストーリー:4.5+ ビジュアル:4 キャスト:4+ 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3          Lerche

 ただし8話と最終話に限り

 総合:5 ス:5(以下同じ)
 Yes! 断じてイエス! 傑作だ!

#すまぬ。それでは5は付けられんのだ。付けられんのだが、「足りない部
 分」はヘッドスタッフも重々承知の事とお見受け致す。これを諸兄にあっ
 ては「減点要素」ではなく「加点要素」と汲み取って頂きたくお願い申す。
 つまり、「がんばりましょう」ではなく「落としたくないけど落とさざる
 をえなかった」。「足りない部分」は、『余力』なのです、今回は発揮で
 きなかったけど。故に、ヘッドスタッフが本気になって『余力』まで余す
 ところ無く発揮できる作品に出会った時は即ち“満場一致”で5を付ける
 時、、、と推察します。Lercheならやりかねん。ある意味恐ろしい。
 ハクミコの“2匹目の泥鰌”は決して泥鰌ではない、真鯛かもしれんと思
 わせる一作。ラルケなら近々成し遂げると考えます。

##これがな〜。鈍器の原稿にする時には4に落とさないといかんのだー。
  切り上げて5に出来んのじゃ。5は「約100点」(麻上の中では)の
  意だから5じゃないんじゃ。惜しいんじゃ〜〜〜。

 麻上が最終話に5を付ける時点でお察し頂きたい。惜しいところは散見さ
れるも概ね良い話です。「終わり良ければ全て良し」とは言いませんが、少
なくとも貶す点は見当たらない。良いぞLerche、本(脚本)は出来て
る。本が出来ていれば後は「いくら積めるか」だ。“時の運”だから一概に
は言えないが、2回出来たことはまぐれではない。まぐれじゃなければ「力
は備わっている」ことの証左に他ならない。ガマンできる事も実力。

#麻上がガチ転生、タイムリープ、先祖子孫の類の話に弱いには公然の秘密。

 本作の世界観ではヒトはヒトで存在しており、此花亭の関係者はヒトでは
ない、キツネである。主人公本人も自身を「キツネ」と言っている。そのせ
いか、ディフォルメ絵が“はしょり過ぎ”なのが些か気になるものの、真面
目絵の顔は良く描けている。目が良い。 <邪> 絵が「がんばりましょう」な
のは内緒。
 最終話の“コンダクタ”が恵美さん(中の人)なのはヘッドスタッフ分かっ
てる。あの役者陣においての恵美さん(中の人)と、仲居達を仕切るおかみ。
作品を良く理解し良く良く練り込んだ証左である。天晴れだ。

#おかみがパフ(おしろい)をひと叩きしたら人型になるのは反則。盛大に
 フイタ。

 おまけに宇迦ノ神(=お稲荷さん)が法子様(中の人)なのは超フイタ。
某作品のウカ様(仙狐さんのことではない)といい本作といい、どうも宇迦
之御魂神(=お稲荷さん)を萌絵にすると、行き着く所は同じな様だ。

#あ! だからキツネなのか。
##恵美さん(中の人)は、キツネと言うよりは「ピンクの狼」だが。

 宇迦ノ神の声聞いて「ぅわを!」と呼吸が止まる。別の意味でヘッドスタッ
フ分かってる。



●『世話やきキツネの仙狐さん』(KBS京都<独立U局>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3+             動画工房

 あ。ここにもお稲荷さん(ちょっと違う)いた。「あげ」と狐つながりで
お稲荷さんが想起されるが、仙狐さんは眷属なのか?ウカ様なのか?

 今期の標準は……これかな〜。部様(中の人)の「黒いモヤモヤ」が何な
のか、もうちょっと拡げて欲しかったな。



●『真夜中のオカルト公務員』(KBS京都<独立U局>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3+ ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3         ライデンフィルム

 こういう目の描き方が流行っているいるのだろうか。=(イコール)の間
に●(黒丸)描いた様な目。
 話が悪いとは言わない。“記憶喪失”の神様が復活して帰っていくエピソー
ドなんかむしろ良い。“料理人”のウデだろうなぁ。あと“でっかい天使と
ちっこい烏天狗”とか。と言うことは「始めと終わりはライデンなんだけど、
それ以外はライデンなのか?」ってことか。5月あたりが“延びる”のは何
でだろう?話が悪いとは言わないが。



●『ひとりぼっちの○○生活』(毎日放送<TBS系>)
 総合:3.5+(開始時評価:3)
 ストーリー:3.5+ ビジュアル:3+ キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:4             C2⊃

#やるじゃね〜か、C2⊃。

 顔はのっぺらぼう(言い過ぎ)だが、目を『描ける』スタジオは伸びる。
話も良い。組み上げ方がユニーク。ED絵もユニーク。

#気付いてるぞC2⊃。

 待ってるぞ、C2⊃。

#森下嬢(中の人)の歌い方が昔の堀江嬢みたいだ。



●『ぼくたちは勉強ができない』(毎日放送<TBS系>)
 総合: 保留 (開始時評価:3)
 ストーリー:3+ ビジュアル:4 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3+       stシルバー
                        アルボアニメーション

 ん〜〜〜保留にして取り敢えず正解か? あれで終わられたら間違いなく
棄権ですが、2期やるのなら評価の“一時停止”出来るし。〈邪〉として絵
は良いし。



●『川柳少女』(毎日放送<TBS系>)
 総合:3.5(開始時評価:3)
 ストーリー:3+ ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3        CONNEECT

 「背中から釘バット」とは使い古されたネタではありますが、そういう使
い方は嫌いではない。



●『すのはら荘の管理人さん』(サンテレビ<独立U局>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3 楽曲:3
 個人的評点 OP:3 ED:3          SILVER LINK.

 作品としては「少し成長したきらら」であり、“オス”がいるので「きら
ら」ではないのだが、シリアスが無くゆる〜く眺めていて支障が無いのはき
らら的。「少し成長」しているので〈邪〉も「少し成長」してる。やっぱ下
チチって蒸れるのね。

 というフツーの感想よりも気になることがひとつ。
 本作は関東では1季(=3ヶ月)か2季早く放送されている。無論、鈍器
の対象外である。実際、本作の掲載刊を手にして本作の批評を見た覚えがあ
る。が、関西では放送されていないから麻上は批評をスルーする。本作を数
話観て「そういえば……」となるのですが、サンテレビ(KBS京都もか?)
の「自局他局の再放送戦略」が表に出てきたのがこの辺の頃である。あと、
もののけ庵みたいに「1期やらずに2期を突撃させる」とか、「ん?」となっ
てるのが最近のサンテレビです。京都のみネットという作品もありますが。
逆は昔からある。朝夕の再放送枠で「自局他局の再放送」やるのは“お手の
もの”とは言え、“ストライク”の枠でも「自局他局の再放送」やるのは、
「新作をタイムリーにネットする」には台所が苦しい結果と推察します。な
らば京都と共同で旧作買ってきて両方で(“ストライク”の枠で)放送する
のも合点がいきます。これまでも関東圏と同じタイミングでサンテレビと京
都(エリアは兵庫、大阪の一部、京都、滋賀の一部)が電波出していますが、
「ははぁ、ネット遅れってこういう感覚なのね」と実感。大阪に居て、旧・
U局の割合って結構大きいんですが。
 それならそれで、再放送(サン・京都にとっては再じゃないんですが)し
て欲しい旧作はたんまり有る。地デジ化後に限ってもわんさとある。何をチョ
イスするか、見物です。


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                         karura@occn.zaq.ne.jp
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