ドッグデイズ2期のチェックを初めてベッキーが変身(?)する回を見たん
ですが・・・、何アレ? あとでもう1回見とこ。今まで使ったことない人
が初めて“疑似3D絵”使って「てへ、失敗しちゃった」的なひどい絵にし
か見えなかった。






おはようございます。
大和郡山のブラストマインダー、麻上@ZAQ大阪です。





 関西地上波限定かつ麻上の守備範囲内の作品で、6月から7月にかけて終
了した「テレビ用アニメーション作品」の寸評です。いつものようにf.r.
a公式採点方式&公式記号方式(バカ)で採点しています。順不同で、全く
もって唯我独尊な感想文になっています。

2分割の1つめ。Fate2期とシャイニングハーツが2つめになる予定。
(書けるかなぁ……ボソッ)
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●『夏色キセキ』(毎日放送<TBS系>)
 総合:4(開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:5 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 サンライズ

 最初の何話か見て思い出したのがドラえもん。例えばタケコプターを使っ
て空を飛ぶということは、もし現実になったらどんな事態が起こりうるのか
とか、コピーロボットよろしく1人が2人に“細胞分裂”したらどういう事
態になるのかとか、消えたらどうなるのかとか、終わらない夏休みって具体
化したらどんな事態になるのかとか。本作では「お石様の力」と表現されて
いるモノは、ドラえもんではおよそ「便利な道具」として表現されています。
確かに使った当人には便利でしょうが、ドラえもんでは道具を使った影響に
ついては、タイムマシン以外あまり言及されません。それどころかごく普通
の日常風景として扱われることもあるくらいです。しかし本作では同じ事象
であっても、およそ「便利」と評するのははばかられるように感じました。
そりゃ人が道具使わずに空飛んでたら大騒ぎになるって。おそらくヘッドス
タッフは、ドラえもんがどうのなんて考えていないでしょうが、麻上は「ド
ラえもんに対するアンチテーゼ」を感じました。
 そんな麻上の下らない私見はさておき、やっぱり「ガンダム班じゃないサ
ンライズ」の最近のこだわり(?)的に、今回も発想が斜め上を行く作品で
した。誰しもが考える「(物理法則上絶対に起きないことが)実際に起こっ
たらどうなるんだろう?」を独自解釈でシミュレーションしてみました、み
たいな。誰もが抱く自分中心な欲求を漠然と「起こらないかなぁ」と考えた
先に起こるであろうことの1つの可能性を提示した、みたいな。でも必ずし
も良い方向にベクトルが向いているとは限らないと言うか。結局、「不自然
なものはやっぱり不自然なんだよ」という『解』が「終わらない夏休みを終
わらせる」方法だったと解釈します。奇蹟を不自然なモノと繋げてしまうと
語弊があるのですが、凛が言っていた「奇蹟を終わらせる」というのはそう
いうことだろうなと。まぁ、お石様が起こした“奇蹟”を奇蹟と表現して良
いモノかというところに議論の余地があるのですが(奇蹟が起これば空が飛
べるのかとか)。
 あと特記事項はやっぱ「サンライズも〈邪〉がやりたい」ですな。サキが
消える話の元ネタは、勿論透明人間。透明人間自体は古くから有るネタです
が、「そりゃそうなるよなぁ」とヘッドスタッフの解釈に激しく同意。風呂
に入れば水中に不自然な空間が出来、布団で寝ていればこれまた不自然な空
間が出来、食べてるものと箸は宙を浮き、人目を気にするところでは全裸に
ならざるを得ないという……。でも絵を描かないと存在すら分からないから
透過率60%で“全裸の”絵があるわけですが、「透明人間じゃ分かんない
でしょ。仕方なく全裸の絵を描いてあげているのよ。あんた達の〈邪〉のた
めに描いてるんじゃないんだからね」とツンデレ的言い訳が聞こえてきそう
です。

#その透明人間の回の後、やみのさんの日記が「ヒャッホーー」になってた
 のが忘れられん。



●『クイーンズブレード2期』(サンテレビ<独立U>)
 総合:1(開始時評価:1)
 ストーリー:1 ビジュアル:1 キャスト:2

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 アームス

 最初にお断り。この作品、2期なのですが、タイトルと舞台だけ1期と共
通で、あとはほぼ1期と繋がりません。そして、何がしたかったのか全く分
かりません。話は分からない、絵は不可解なハレーション、いったい何を見
ろと。「2期は面白くない」な作品がまた1つ増えました。
 つまり、メローナが“沼地”を拡大すべく城に潜入してユーミルにすり替
わり、いろいろやっていたのが悪政として影響が現れた、、、ということで
すか。それを除くと「ただおにゃの娘が出てきて暴れる」だけ・・・ですか。

#クローデットは玉座に座っていただけですか。
#すり替わられたユーミルは「何のこと?」ですか。
##2期を作った意図が全く分からない。



●『ヨルムンガンド』(サンテレビ<独立U>)
 総合:4(開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:4 キャスト:4

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 WHITE FOX

 あたしゃ基本、ドンパチモノはあまり好きではないのですが、本作は意外
にもおもしろかった。銃で撃ち合うんですから死人もそれなりに描かれれて
いますが、五体はあるので、派手にドンパチやっても血まみれになりこそす
れバラバラにはならないのはブラックラグーンと似ています。だからあまり
嫌悪感を覚えないのかもしれません。
 仮にバトルの描写を負のベクトルとすれば、バトルとは離れた所の描写と
なる正のベクトルはかなり良い。そしてまたしてもさやかさん(大原 さやか
嬢)ですか・・・。
 特記事項。ココの口が常時「へ」。これはこれでポイント高し。ココを見
ていると和みます。すご腕なんだかバカなんだか。
 1点不評を。ラストのラスト、入院してる(と思われる)バルメが病室で
腹筋運動をしている絵があるのですが、これが見事な「2コマGIF」。こ
こまで良い絵で頑張ってきたのに実にもったいない。



●『アクエリアオンEVOL』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 サテライト/エイトビット

#サテライトだなぁ。

で終わらせてはいけない気がした2期。ラス前でなんか嫌な予感がした。そ
してラストで予感は当たった。喋りすぎ。理屈こねすぎ。台無しだ。1期と
2期の人物相関で、ミカゲ以外は大体分かったが、ミカゲは2万4千年前は
犬だったってこと? で、嫉妬を2万4千年引きずっていたと。
 もう1つ腑に落ちないのがアマタの片割れとされていたカグラ。或る瞬間
から突然“第3者”みたいになってしまいました。確かに主人公はアマタで
すが、ほったらかしはどうかと思う。種運命のシンアスカに並ぶ放置プレイ。

#オーラスでミックスの胸が復活していたが、勝手に消えた胸が勝手に元に
 も度るんなら下もそうなのか?

#ゲッターロボよろしく飛行機が3機合体で人型になるのはともかく、合体
 しないのに変形だけして上半身だけで殴り合いをさせる発想はサテライト
 らしい。

#ははぁ、EVOLて、LOVEの逆読みでしたか。そりゃ思いつかなかっ
 た。河森さんだねぇ。



●『コレはゾンビですか2期』(サンテレビ<独立U>)
 総合:2(開始時評価:3)
 ストーリー:2 ビジュアル:2 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:2 OP・ED音:2 st.DEEN

#なんで2期作ったんだろう?

 ゾンビであったりネクロマンサーであったり忍者であったりする必要性を
全く感じない日常生活の話に終始した感がある2期。妄想ユークリウッドも
つまらないし妄想ユー3人組+本物も掴み所が無いし。
「普通じゃない人達の『ほのぼの』が描きたかった」と解釈するとしても、
やってることに“特殊属性”はそんなに重要じゃなかったように思う。チェー
ンソーを直す件はほのぼのじゃないですが、その際の「喋るユークリウッド」
がまだ見所として記憶に残っているくらいで、コレと言ってねぇ。




●『めだかボックス』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 GAINAX

ガイナックスにしては、できる作品なのに中途半端だったなぁ、“色”が。
麻上がちちインフレを嫌うせいか、めだかよりもがなに眼がいった。話自体
は悪くないんだが、何か物足りない。まあ2期をやるということですのでそ
ちらを待ちましょうか。

#ガイナックスは本作と同時に実写をやってましたが、Aパートで即斬り。



●『君と僕。2期』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:4(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 J.C.STAFF

 2期の方が面白かった珍しい作品。やっぱ適度に女子がいる方が見る気に
なるな。また、双子の心理描写の手法として眼を黒塗りした絵を多用しまし
たが、これがそれなりに当たっていて、見ていてそれなりに面白かった。
 2期もやっぱり「男子高校生の日常」だったな。いや、1期よりもさらに
「日常」(not 京都 )っぽい。



●『黄昏乙女×アムネジア』(サンテレビ<独立U>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 SILVER LINK

あー、大沼さんだなぁとなるにはまだもう少し・・・。

 全体を大きく2つに分けて、始めはお笑い、後ろはシリアス。よくある構
成法ゆえ、お笑いはともかくシリアスにどれだけ工夫を凝らせられるかが勝
負ですが、「大沼さんだなぁ」と発想しただけまだマシかという私見。
 こういう心理描写、人格分離と表現するとしたらジキルとハイドかな、古
いところだと。最近のモノだとブラックロックシューターを思い出した。ア
クエリオン2期もか。本作の場合は分離したのが幽霊でしたが、分離した互
いの葛藤という視点では、それほど目新しいテーマでもありません。だから
どう“調理”して纏めるのか、と思っていたのですが。視覚効果としては良
いんですが、話あっての視覚効果、話の工夫はもうひと捻りか。
 あと、笑いとシリアスを分けたのが裏目に出たかなと考えます。シリアス
になったら途端に笑い要素が無くなってしまいましたが、前半分で「この作
品は笑いと〈邪〉」とインプットしてしまった麻上にゃ、何か別の作品を見
ているような気がしました。



●『這いよれ!ニャル子さん』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:2(開始時評価:4)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 XEBEC

 この作品、「クトゥルフ神話」なるモノをモチーフに出来ているそうなん
ですが、元ネタが分からないので笑い(と思われるところ)が笑えない麻上。
ならば1話で頑張ったパロディで楽しめるかというと1話だけで後はそもそ
もパロディなのかすらも分からないぐらい。〈邪〉もゆるい。「うー、にゃー」
に反応しなかった麻上には今ひとつな作品。



●『坂道のアポロン』(関西テレビ<フジ系>)
 総合:3(開始時評価:2)
 ストーリー:3 ビジュアル:4 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:4 OP・ED音:3 MAPPA/手塚プロ

 久しぶりに結城信輝さんの顔見た。久しぶりに渡辺信一郎の“音”聞いた。
良い出来です。薫視点で追いかければ、良いクロニクルでした。
 惜しむらくは、最後のあの女性が律子だと分かる(律子以外にないと思う
んだが)何かがあれば、さらに最後を締めることができたことである。



●『つり球』(関西テレビ<フジ系>)
 総合:2(開始時評価:2)
 ストーリー2: ビジュアル:2 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 A−1 Pictures

 全体に「ムリ」を感じる。主人公の変顔設定って話に必要だったかなぁ^C。
最終的には釣りは“手段”のはずなのに、作品前半は「釣りの楽しさを教え
るアニメ」と麻上は解釈していました、つまり“目的”に見えたんですな。
なんでどうも話の後半と“目的”がつながらず違和感が残る。その後半にし
ても悪い方の御都合主義が満載という、「麻上が知る限りのノイタミナ群と
しては……。」という感想。



●『あっちこっち』(毎日放送<TBS系>)
 総合:4(開始時評価:4)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:4

 個人的評点 OP・ED:4 OP・ED音:3 AIC本家

 あたしゃこういうのは大好きだ。1期に1つか2つくらい、何も考えずに
ただ笑っていられるだけという作品は必要だと思う。
作風からしておそらく原作は4コマ系かと考えますが、転換がうまいので、
「つまづき感」は全く感じませんでした。あの矢印、良いネェ。
 あと特記事項としてはやっぱりナバ(生天目 仁美 嬢)ですな。ナバ目当
てで本作を見ていたと言っても過言ではない(キッパリ)。クマの着ぐるみ
のギミックはワロタ。1度だけお団子を下ろした絵が(温泉の時だったかな)
あったけど、かなりキタ。それよりもなによりも、常に口元が“ネコ”なの
がイカス。

#やっぱしんたろー(浅沼 普太郎 氏)はああいう役やったらピカイチだな。



●『咲 阿知賀編』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:2(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 st.五組

あれ?

 確か阿知賀の話でしたよね、本作は。ラスト1ヶ月は千里山の話、、、だ
よね、アレ。そこまでの話は面白かったんだけどどうした?
「和とまた麻雀がやりたい」という「骨」が話の中心にあって、やや駆け足
気味の感は否めませんが全国大会まで“阿知賀の話”で進んできたのに。こ
れで、続編やりますというアナウンスでも有ればまだしもなんですが、今の
ところそういう話は無さそうですので、“あの状態”で評点を考えざるをえ
ないわけですが、「はいてない疑惑」を吹っ飛ばすほどのあの終わり方、ど
うしてこうなった?



●『さんかれあ』(毎日放送<TBS系>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 st.DEEN

 「アニメはアニメ」、「コミックはコミック」の麻上ですが、以前に原作
を読んでしまって予備知識が出来てしまったのが本作です。で、2通りの感
想が生まれまして。1つは単にアニメとして本作を見た感想でして、「目的
が見えない、アニメにした意図が分からない」というもの。もうひとつは原
作を加味して思い浮かぶ感想で、「1クールでやる作品ではない」。そこで
話を終わらせたら、れあがゾンビである意味が無いんじゃないというもの。
単に、娘狂いの父親かられあを引き離すのに成功したというだけで、本作は
そこから先が面白いんじゃないだろうかというのが私見です。
「ウミショー」の時もそうでしたが、はっとりさん(原作者)の作品は今の
アニメには向いてないというか、アニメ化するタイミングが悪いというか、
、、。どちらかというとはっとりさんの作風も「剥いてナンボ」だと思うの
ですが、そこを封じられて駄作になったのが「ケンコー全裸系(中略)ウミ
ショー」。そこまで辿り着く前に作品が終わったのが「さんかれあ」。正直
もったいない。“大人の事情”は分かりませんが、マガジン枠の“弾数”が
少なくなったから急場凌ぎに担ぎ上げられた様な気がしなくもない。



●『モーレツ宇宙海賊』(毎日放送<TBS系>)
 総合:4(開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:4 キャスト:4

 個人的評点 OP・ED:4 OP・ED音:2 SATELIGHT

#だめだ。どうしてもモモクロは拒絶反応が出る。

 ナデシコから色気と恋愛を除くと本作のようになると言ったところですか。
何か色気があったかというと、ヨットレースの話が水着着用でまだましだっ
たかなと。
 面白かったんですが、「続きは映画で」はいただけません、竜雄さん。あ
と、「ほのぼのし過ぎ」かも。スターシップオペレーターズまで行くと行き
過ぎですが、途中もうちょっと緊張感が漂っても良かったかも。



●『謎の彼女X』(サンテレビ<独立U>)
 総合:3(開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 フッズエンタテインメント

 びみょー。やっぱ「よだれ」に引っかかる。

 結局、椿が見ていたという“夢”には意味があったのか無かったのか。
 ハサミの形に日焼け跡ができたのにはフイタ。

#ハサミ錆びるだろ。

##主題歌担当がヒロイン役もやってるという組み合わせで、無印マクロス
  を思い出したのは麻上だけか。




******敵機襲来!敵機襲来! バルキリー隊全機スクランブル******
                         karura@occn.zaq.ne.jp
アニメアールを応援しています           麻上 迦楼羅(竹田 貴博)
********六星占術だと、私は土星人になるらしい***********