(転載開始)

過去を振り返ると、適正な構造改革を除き、「日本政府が何もしていないとき(できないとき)」こそ好況なんですよね。日本は民需主導経済です。ぶっちゃ
けると、これまで通り何もしなくてOKです。寧ろ余計なことしないでください! 不況下の経済対策こそ無駄の局地、どうせバラ撒いて借金増やすだけで、
株式市場ではバラ巻きの恩恵を得たごく一部の関連銘柄が賑わうだけです。雨が降ってるときは止むのを待てばOK、ワイドショー国会で国民の目を楽しませ
てあげてください。そしてできるだけ「小さな政府」になってくださいね。

ただ、同情すべきは、「不況は政府の責任」と思われている方が多いこと。不況は政府の責任ではありません(改正建築基準法などの官製型不況は除きます。
まぁ、不動産・建設セクターには自業自得との声がありますが…)。好不況は世界経済を交えた経済サイクルです。世界中が不況で日本だけ好況というのは、
ブロック経済にならない限りあり得ません。日銀総裁は衆参議院の同意を得て内閣が任命しますが、誰がなっても大差はありません。任期中は雑音が入ります
が、ほとんどが結果論で適正云々が問われるだけです。