(2011/10/09 9:47), kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp wrote:
>    人間がしていることは「思考」ですけど、ソフトがしていることを
> 「思考」と呼ぶのかなという気がしています(私が古い?)。

 うーん、そうすると、現段階ではまだ「データ処理」くらいですか?人工知能というも
のが完全に確立すれば、その際に初めて「思考」と位置づけられるのでしょうか?

>    ま、コンピュータ将棋の人たちも人間に勝ってしまったら目標がなく
> なってちょっと気の毒なのかなとも思います。

 そうですね。でも、部外者からすれば、こういったソフトウエアを開発するのって、結
局人工知能を開発・確立するための数ある過程の一つなんじゃないのかなと思いますが、
いかがですか?そういった将来的なロードマップというかアウトカムを想定してはいない?

>それでもコンピュータ将
> 棋どうしの対戦を人間が味わえるうちはまだいいですが、しばらくした
> らプロでも解説できなくなるようになるかも知れない? コンピュータ将
> 棋を師と仰ぐプロ棋士が出る?
>                    それも夢がないような                 久野

 ソフトウエアの方が完全に人間を上回れば、人間側がもう相手にしなくなるんじゃない
かな。どうせ勝てない相手に挑んでも仕方ないので、人間同士で楽しもう、という感じ。
その場合、ソフトウエアは進化が止まり、一種の教科書としてしか使われなくなると思い
ます。チェスではもう人間をソフトウエアが上回っているので、実際にそうなっているん
じゃないかと想像しますが、いかがなものでしょうか?
 ところで、意外だったのは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%9B%B2%E7%A2%81
にあるように、囲碁の方がまだソフトウエアが人間を上回るのは難しい、というところ。
評価関数の作り方が難しい、ということですが、尤も、こちらもいずれは、という気がし
ないでもない。

 ただ、そうすると将棋なりチェスなり囲碁なり、その他さまざまなボードゲームを含め
て、それらを楽しむ人口が減るのかどうなのか、それは人間同士のきずなというか知的好
奇心を保ち続けられるような環境作り(上位競技者の魅力とか)に依存するのだろうとは
思います。つまらないものと判断・評価されれば、いずれは衰退するから。
-- 
〜〜 ◯ 〜〜〜〜 § 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
\\          ・  ・  佐脇貴幸
 \☆  /\/\         tx_sawaki@yahoo.co.jp
    / /  \  ・  ・      
※※ /      \       ※※※※※※※※※※※※※
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄