政治力学と投票行動
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公務員を選んでいるのは公務員ですが、そういうシステ
ムを温存させてよしとしているのは今の政治家ですね。
政治家を選ぶのは国民です。
したがって、公務員のありさまに不満があるのならば、
そういう状況を改善してくれる政治家を選ぶのが国民の
努めです。
自らが直接関与していない件について国民一般がもつや
やもすると漠然とした不満は、自らの意志を投票行動に
おいてきちんと表明しないことにあるわけです。
政治化と官僚の癒着に不満があるのならば、国民はそう
いう政治家を落選させればいいのです。そのために参政
権が与えられています。
国民の大半は、どういうわけだか、癒着の構造を温存す
ることを選んでいます。自民党の支持率は相変わらず高
いのです。
国民が本当に政治に不満を持っているならば、たとえば
対抗政党である民主党にどんどん投票すればいいので
す。民主党を支持するのではなく、自民党への不信任票
として、民主党に投票するのです。これが政治力学的な
投票行動になります。
日本の有権者は、まだまだ、政治的には未熟です。未熟
であるがゆえに、英雄を求めます。ところが英雄なん
て、そうしょっちゅう現れるわけではありません。現実
には、国民が政党間の力関係を調整し、政策を自分たち
が希望する方向に誘導するしかないことが多いのです。
国民が政治家を利用して政治を行うのです。
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アンケート
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Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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