takazawa wrote:
> 日本産の石炭は、良い方の石炭なんでしょうか？

　うーん、どうなんでしょう。いろいろ品質の異なったものがあることは確かなんですが。
手元の「石炭のはなし（徳永重元著、1967）」によれば、日本の主な炭田で見ると、武儀、
大嶺、津布田、天草には無煙炭（JISの石炭分類でA1クラス）が、石狩（夕張）、三池、
佐世保（鹿町）、崎戸・松島、高島だと瀝青炭（B1-B2クラス）が産出したそうです。
常磐はあんまり良くないみたいで、亜瀝青炭〜褐炭（D,E,F1クラス）のようです。
　「いま地球の財産を診る（番場猛夫著、1990）によれば、1956年の通産省の見積もりでは
国内で採掘可能な600m以浅の石炭埋蔵量は153億トンだそうです。一方、生産の方ですが、
そっちの正確な統計を持っていないので推測ですが、現在までに採掘されたのは埋蔵量の
10%未満ではないでしょうか。まあ、たとえ品質は良いのがあったとしても、採掘にかかる
コストが高いので、廉価な外国炭がそれに取って代わったと言うことですね。
 
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＼＼　　　　　　　　　　・　　・　　佐脇貴幸
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