古寺です。

"SHIMADA,makoto" さんwrote:

> Shiino Masayoshi wrote:

> > 関西では、「普通」って新快速・快速の運行区間では使わないんでしたっけ?
> 
>          関西の東海道本線では(一部の例外を除いて)快速と普通は
>         同じ列車です。首尾一貫しようと思えば「区間快速」と呼ぶ
>         のが正しいのでしょうけど、昔からの伝統(?)で「途中駅で
>         種別が変わる」というのが定着しています。「純粋の普通」
>         は「各駅停車」とか「ゲタ電」ですね。(後者の方が一般には
>         定着していそうな感じですが)

このエリアの生き字引的な方が書かれてるところへ僭越ですが...
経緯とか背景でいうなら、近郊型使った快速〜一時余剰の急行型まで使ってい
た新快速まで、出自としては国電(ゲタ電)相当というか、その物なんですよね。
東京との対比を敢えてするなら、ここは外せないポイントだと思います。
戦前省電の時点で3扉セミクロスがむしろ標準だったり、その枠で急電(同時代
の中央線急電と同じ電車区間の快速)をやっていたところから連続性が有るわけ
で。東京圏だと、横須賀線の電車化が関西省電に近い車両タイプかと思います
けど、明確に「電車を用いる(中距離)列車」の位置づけで、国電という運行形
態的な分類には入らない物でした。

それで、京都〜西明石間で快速に化ける普通に関しては現状、仰る通りかと思
いますけど、元々電車(内側)線走行の大鉄持ちというんですか?地元管内管轄
の「電車」の内ですよね。私鉄などでも多い、都心側の普通が無くなる末端で、
一つ上の優等が各停に化ける形態で。運行してる側の案内上は201系なども
「普通」、221系などが格落ちしたあとも同じ「普通」電車という感じで。
関東の中電とはちょっと違う感じがします。

#中長距離列車が都心側で格が上がるという表現とどう違うのだ?ですが、敢え
#て区別します(^^;

こちらで関東地域の中電と対比出来るのは、廃れ切っていますけど中長距離の
列車(外側)線走行機関車牽引客車列車が電車化されたものなんじゃないかと、
主に歴史物を読んだ感じで掴んでいますが、如何でしょうか?
例として、外側線走行の普通客車が80系電車化された時点で、同じ形式の電車
が内・外を並走という光景も有ったそうですが、地元裁量でダイヤが組めていた
のが内側線という区別が有ったそうですね。
私が時刻表など通じて関西の運行形態を知り始めた頃には、既に外側線のそれ
も外側線「快速」というような表現で、主にラッシュ限定の容量的な事情の物
として電車の体系に混じっていましたけど。須磨など列車線にホームが無いこ
とも有って(快速電車停車駅なのに)通過というあたりなどが「列車出身」の
なごりではないかと後年思いました。
祖父の大津転勤時代に興味を持ったわけですけど、当時ブルーライナーがデ
ビュー年ですから、これは当然内側線。草津線が非電化で、京都からですが
直通の客車列車が出ていました。草津線の電化・直通電車化後のそれが、非
常に関東の「列車系電車」(^^;っぽい印象を持ち続けていました。

西行きの方だと自分の着任当初から数年時々お世話になった大阪始発備前片
上行き普通(117系だった末期)なんか、単に夕ラッシュの線路容量だけで外
側走行かと思っていたのですけど... 以前、宇野線へグリーン付き編成を
送り込むのに長距離普通が残っていたあたりのfj記事を読んだ覚えが有って、
(本社管轄の)列車の名残なのかなとも思いました。

ただ京阪神快速って、全国版時刻表の上では全く無表記で、関東でいう中電
に見え、祖母が快速と読んでるのを聞いて混乱した物です。正面幕の種別を
電気仕掛けで回すようになったのは221系(か117の間合い使用?)あたりか
らだと思うのですけど。案内としては「途中駅から種別が変わる伝統」とし
て、昔から「明石から各駅に停まります、快速の...」だったんでしょうか?

#特急三崎口行きとか、特急須磨浦公園行きとか、末端各停だって種別変わ
#らんよと曖昧なケースもヨソには多いわけで(^^;