"NAKAMURA Kazushi" <kaz@kobe1995.net> wrote in message news:040911015412.M0211188@ns.kobe1995.net...

> 望遠鏡の向きを正確に知りたくて、ノギスに有るようなバーニア目盛
> を作ろうと思いました。インクジェットプリンタでシール用紙に印刷
> すれば良いだろうと思ったのですが、中途半端な間隔の目盛を印刷
> するにはどうしたら良いでしょうか?

東亜天文学会(OAA)・彗星課月報(2003年8月)。
 → http://www.comet-web.net/~oaa-comet-ml/monthly_report/monthly_report0306.pdf
この6ページ目に、自作のバーニヤ目盛を取り付けた写真が載っています。

バーニヤ目盛の原理や使い方などはご承知とは思いますが参考まで。
・測定器類使用上の基本・ノギス編 (株式会社ミツトヨ)
 → http://www.mitutoyo.co.jp/jpn/keisoku/atten/nogisu.pdf
・ノギスの使い方 (多摩美大・工作センタ)
 → http://www.tamabi.ac.jp/mc/mc5/007/w-online_hakaru.htm
・ノギスを作ろう! (科学実験Web2002)
 → http://ppd.jsf.or.jp/jikken/jikken/20/index.html


> 赤緯は1.76mm/2°間隔で目盛が打ってあるので、これを12等分して
> 読みたいと思います。赤経は2.25mm/10'間隔で目盛が打ってあるので
> これを10等分して読みたいと思います。

本尺1.76mm間隔×11目盛(19.36mm)を12等分 → 副尺1.613mm間隔
本尺2.25mm間隔× 9目盛(20.25mm)を10等分 → 副尺2.025mm間隔

特別な作図ソフトがなくても、表計算ソフトの図形描画機能を使えば、
かなりの精度の目盛を描くことはできます。
11本の線を正確に2.025mm間隔で描くのが難しければ、任意の等間隔で
描いて合成し、全体の幅を20.25mmに調整すれば良いでしょう。もっと
大きく描いて縮めれば精度は上ります。

プリンタの解像度も心配ないと思います。少なくとも画面よりは高精細。
試しに手持ちのノギス(本尺39mmを20等分した副尺、読取単位0.05mm)と
同じ目盛りを、旧型のインクジェットプリンタで印刷してみた範囲では、
最小読取単位0.1mm程度の精度は確保できました。

使用ソフトは、どこにでもある Excel :-) の図形描画機能です。
プリンタの解像度は1200×1200dpi、線の幅は0.25pt(約0.09mm)です。
最近の写真画質プリンタ(4800×1200dpi程度)なら、0.05mmも可能かも。


> googleで「バーニア目盛  作り方」で検索すると、ガンダムプラモデル
> の作り方のページが大量にヒットしてしまって…。

# 補助ロケット?