ハンガリー国立歌劇場:蝶々夫人
2005.12.17 Hungarian State Opera House (Budapest)
Adam Medveczky (Conductor), Miklos Gabor Kerenyi (Director)
Eva Batori (Cho-Cho-san), Jutta Bokor (Suzuki),
Istvan Kovacshazi (Pinkerton), Tamas Busa (Sharpless),
Istvan Rozsos (Goro), Sandor Egri (Bonzo)
1. Puccini: Madama Butterfly
まあオペラにつっこみは野暮を承知で感想を書きますれば,
蝶々夫人は日本人演出家でもない限りいつでもこんなものなの
かもしれませんが,やはりというか何というか,怪しさ満開の
演出でした。全幕共通の舞台装置は,巨大な障子の壁を背後に
フレキシブルに移動できる引き戸が場面に応じて寝室や客間
を現し,かなりシンボリックなものでした。蝶々夫人は何故か
ずっと洋服でしたが,15歳と言い張るにはあまりにも無理な
白塗りむちむちおばさん,他の日本人役連中もみな白塗りの顔に
怪しい着物で,坊主にいたっては,キミなに人や?と聞かざるを
えない無国籍キャラクターで,つっこみどころ満載でした。
似て非なる,というよりは,似てもいないし単なる非,としか
表現しようがないハンガリーの日本料理や中華料理を何かしら
彷彿させるものでした。子役はけなげでかわいかったし,
歌手のレベルが総じて高かったのが幸いです。
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はっしー@ぶだぺしゅと
演奏会備忘録 <http://www.ne.jp/asahi/hot/space/concert/>
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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