毎度 sci.math からのネタですみません。

Erdos 数 5 が eBay で売りに出されているそうです。
  http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=3189039958

どういうことかと言えば、Erdos 数 4 の著者による共同研究者募集、
ということらしいですが。
 # にしても、それで金をとろうというのはいい根性してる。

知らない方のために説明すると、Erdos 数というのは数学者の故 Paul Erdos
にちなんだ半分ジョークみたいな話です。
研究者をノード、「共著論文がある」という関係をリンクとするグラフを
考えます。すると、研究者 A, B の間をつなぐ最短パスの長さは、
共著があるというつながりで研究者間の「親近度」を表します。

この起点を Erdos にしたパスの長さが Erdos 数で、
Erdos 自身は定義により 0、Erdos と共著論文のある研究者は 1、
その人と共著論文がある(しかし Erdos 本人とはない)人は 2、
以下同様です。(パスがない場合には Erdos 数∞とします。)
Erdos の場合、共著者が異常に多いことが(509 人!)話題になる理由です。
専門サイトまでありますので、詳しいことはそちらを参照してください。
  http://personalwebs.oakland.edu/~grossman/erdoshp.html

これによると例えばピーター・フランクル氏は Erdos 数 1(直接の共著者)です。
Erdos 数 2 だと知り合いが何人かいるな。

Erdos 数も少し大きくなると数学とはかけ離れた分野にまでつながります。
だからそうと気づかずに有限の Erdos 数を持っている人は案外多いでしょう。
実際:
  http://personalwebs.oakland.edu/~grossman/erdpaths.html
を見るとフィールズ賞はもとより、ノーベル賞受賞者もうじゃうじゃいます。
 # Einstein も Erdos 数 2 だそうな。

私自身、数学論文は全く書いてませんが、たぶん Erdos 数は有限、
おそらく一桁(の後半)と思われます。これについてはただいま調査中。
 # Herbert A. Simon が Erdos 数 3、というパスが一番近そう。

(平賀@筑波大)