人類不変の普遍の原理
目指すは、このような遅れた擬似資本主義世界ではだめ。
収穫逓増産業は、必要だし、自由競争は必要だが、外国で稼いだ金を日本に
持ってくるという発想は、改めねばならない。金は、日本国内で生み出し、日
本国内で富を大きくするシステムに切り替えねばならない。
カルビンにより、労働による利益が善であることが唱えられ、利益追求で富を
新しく生むことに成功し、それまでの奪い合いのパイ(基本的に大きさが決
まっていて、生産により利益を大きくしていかない)とは違うパイを発見した
ように、新しいパイの発想を獲得しなければならない。
新しいパイは、基本的に自国完結型である。
他国からの奪取を必要としない。比較優位説は、自由貿易が収穫逓増産業にの
みいえることで、比較劣の国がその国の比較優位物を輸出しても、それが
収穫逓増でないかぎり、決して豊かにはならずに、トータルでは貧しくなって
いくのである。貧しさは南北問題につながり、北的な生活の豊かさを維持しよ
うとする国と南の貧しさは戦争とテロの温床。
では、「原則として自国完結型」の資本主義はありうるのか。ある。
「完全な機会の均等」と、「完全な情報公開社会」が、不可能でもそれに近づ
けば近づくほど人間社会はよくなっていく。経済もバランスが取れてく。別に
不思議でもなんでもない。よくないものを人は買わない。よくない人間を人は
選ばない。これは、原理である。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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