ドル安は円以外の通貨に対しては起こっているのになぜ円に対しては起こらな
いか。【政治の観点から】

高騰する石油価格をまえに我国の物価は近年ないインフレに直面している。
その兆候は顕著である。

もはや円安ドル高では、我国の国民は塗炭の苦しみを味わうだけ。
かといって、円高では国際競争力に勝てない問題がある。
減り続けている年収はさらに減り、物価が上がるという、無限スパイラル。

さらに税金があらゆるものに課せられてゆき税率が上がっていく現実。
国民は、生きることさえますます地獄となっている。

金利を引き上げれば、原油高で叩き落される。日本にエネルギー資源がないこ
とが日本奴隷を強いている。
原油高になっても生きていける日本にならなければ、我国はドルの奴隷から抜
けられない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
次週以降、サブプライム問題はオルトAという一段上のローンの破綻に火がつ
くのは時間の問題。
これで米経済は徹底的にまた失墜するが、我国の円はそれでもドルの奴隷通貨
だからドル高円安。ドルは日本以外の通貨に対しては徹底的にドル安。結局我
国の円は全世界の通貨に対して一番下敷き。
国民は原油高のなかで塗炭の苦しみを味わう破目に陥る。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この際、政府日銀は、ドルに対する円安政策を改めねばもう日本国民は生きて
いけなくなる。たとえ国際競争力が落ちても、我国は、金利引上げを早急に実
施しなければならない。米国と共倒れになるのがいやなら、我国は、もう、米
国への輸出経済に見切りをつけて、ドル安円高を誘導するために、早急に金利
の引上げを次々に実施しなくてはならない。
ドル崩壊を横目に、それをすることが我国に残された生きる道である。
このまま、金利据え置きや日米金利差を維持すれば、もう、未来はない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
財政赤字については、我国はもう、実質的な円崩壊の断末魔の道しかないが
これはドル高円安政策でも同じである。ジリ貧。

ここから抜け出すには、エネルギー資源の開拓以外ない。
ロシアのシベリアの天然ガス開発は中国がいまや利権を手にしているが
我国は、ロシアに対して開発への強い意欲を表明すべきである。
さらに、現在の原発で危険すぎて話にならない。原子力の利用についてはぜひ
とも一刻もはやく、マイクロ核発電機を開発すべきである。マイクロ核発電機
は、一切核廃棄物をださないもの。この研究はすでに始っている。あと10年も
すれば実用化になると予想されている。我国のこれがエネルギー救世主になる
ことは疑いない。
原油一辺倒の奴隷国家からの脱出は、もうすぐである。
それを見据えて我国は、米国に距離をおく政策に転換しなくてはならない。

まずは、ドル高円安の為替構図から抜け出さねばならない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
それには、思い切って金利引上げである。
これでもはや円キャリートレードは起こらなくなる。
株高は株のみの世界にして、円安とは連動させない。
株安になったからといって、金利目当ての円売り為替を担保にした借り入れは
消滅する。円売り為替そのものが金利目当てでは、存在しなくなるのだから。

為替は安定する。株は、外資の餌食にならなくなる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−