bitter anko Takada wrote:
> とにかく、国営は無駄が多いし、そのために国税が投入されているわけで、
> 国が莫大な借金を抱えている以上、これ以上国営を続けるのは無理でしょう。

郵政事業自体そんなに大赤字じゃないでしょう? 郵便事業は不採
算でも、金融事業・保険事業とどんぶり勘定でこれまで特に問題に
ならなかったのでは?

それを不採算事業と採算事業を切り離して民営化して不採算分は税
金で補てんしようというんだから、金のなる木を切り倒して薪にし
て売って、それまでそこに巣喰っていた金喰い虫に今後やる餌は国
民からせびるようなもんです。

その金喰い虫の郵便事業ですが、インターネットの時代だから、葉
書だの封書だのを全国一律料金で配達する意味も必要性もなくなっ
てくるはずです。当然「離島過疎地とどうしても葉書封書のやりと
りをしたければ余計に料金を払え」という料金設定にしてしまうこ
とは理に適っています。また、そうやらないと民営化後の郵政公社
は民間のライバル会社との競争に勝てません。もとより宅配便の発
達で、小荷物の配送料金については遠隔地に上乗せ料金を払うこと
にたいする抵抗感はもうほとんどありません。

それなのに、全国一律料金の足かせを課したまま民営化してわざわ
ざ民営化後の会社の採算が取れないようにして、その不採算分を税
金で補てんするなんて発想は「国営の無駄を改善する」という考え
に逆行します。

そうまでして郵政三事業を民営化したいのは、不採算事業(郵便事
業)に無駄が多いからじゃなくて、単に採算事業(金融関係)を売
り渡したいからなんじゃないかと勘ぐりたくもなります。買い手側
からどんなプレッシャーを受けてるんでしょうか。>小泉政権

萩原@グリフィス大学