yam wrote:
> 女性に参政権がなくても、日常の生活の中で、そういう国の
> ありようにＮｏと言いつづければ、そういう方向には進んで
> 行かなかったはずですね。

はずですけど、そうならなかった。当時、政治参加ということに対して大衆が無
知だったのは今とたいして変わりませんが、今と違うのは反勢力的な政治参加に
対して世間が一般的に否定的な気分を持っていたということがあったと思います。

明治20年代30年代生まれの世代は、「思想」という言葉に対して拒否反応を示し
た世代でした。この連中が成人に達するころの昭和15年から20年という時代に政
権に対して「Noといいつづけ」ることは市井の大衆にはおよそ無理なことです。

> 自分の目先の平安だけを考えていた結果です。

そうかもしれないけど、責められないでしょう。

> そういう状況を招いた責任を、戦争の被害や戦後の混乱、
> 諸外国に対する引け目という形で取らされることに文句を
> 言えた筋合いではない事は、男も女も関係ないと思いますね。

まあ、そんときのことはしょうがないから受け入れて、「次は気をつける」しか
ないんですが。

萩原＠グリフィス大学