Joe Keen wrote:
> 世界各国で国旗や国家が整備されているのは
> 事実ですが、それらに対する敬愛は必ずしも
> 必要というわけではありません。

常に必要というわけではないですが、「何かのときに」心のよりど
ころとなるものではあります。だから

> フランスやイタリアでは、オリン
> ピック選手やサッカー選手ですら、国歌を歌
> わないことがあります。

その「何かのとき」が必ずしも自分が金メダルを取ったときである
必要もないわけです。

おそらくその「何かのとき」は、自分自身が「メダリスト」という
ような「国家の象徴」的な立場にあるときよりも、むしろ、自分の
外部に「国家の象徴」を求めているときです。だから、選手よりも
サポーターがそれをより必要としているわけです。そして国歌を歌
わない選手に対してもっとも厳しい目を向けるのも、競技の世界か
ら見れば外野に過ぎない「サポーター」たちです。

外野であり、サポーターに過ぎない(自分自身は前線に出て戦うこ
ともなさそうな)連中に限って国旗と国歌を敬愛せよと口やかまし
いのはそのせいですね。

でも、単なる好き嫌いってのもあります。私なんかはどっちも好き
ですが。>日の丸、君が世

萩原@グリフィス大学