規制というのは、何も役所の専売特許ではない。
わが国は、村のおきてと村八分で成り立っている村的国家である。

借り出される労役が、徴兵制となる日は当然やってくる。自衛隊のなり手が、犠牲者
がでれば減るのは当たり前。９条改憲して人員不足は許されない。さらに、お釜兵隊
では、戦争で使い者にならない。強い兵隊というのは、精神的に強い兵隊のことであ
る。わが国が戦前戦中米国を恐れさせた兵隊の強さというのは、まさに精神力の強さ
にあった。北、中国の兵隊と、ピアスにタバコのヤニで高校を勉強もせずに
おえて、ろくでもない専門学校生徒と、大学生生活に明け暮れているへなちょこドモ
に、精神的強さなどない。ＧＮＰ１％ここえる軍事費を投下したところでこのような
弱体兵士では勝ち目はない。村的規制で、生徒も教師も会社員も公務員も軍人も、生
気を失っているわが国に、カツをいれるには、精神的にも、経済的にも、あらゆる分
野で、完全情報公開を理念として行い、結果の平等などという悪平等は撤廃して、機
会の平等をあたえて徹底的な競争を実施し、競争に敗れたものは自分の才覚の表せる
土俵での競争にまい進する社会土壌の作成にある。

わが国には土がない。柔らかで、作物のそだつ、有機肥料の満ちた、良質のバクテリ
アに満ちた柔らかな土がないのである。この土は、完全情報公開、（結果の平等を与
え
るのでなく）機会の平等えおあたえること、奇妙な社会主義的統制は撤廃して、自由
への確信に満ちた生気ある教育を行うこと、教師の情熱は、規制ではなく、競争社会
での、いわば市場の需要と供給によって価格の決まる一般均衡のようなバランスのう
生み出される力に託して、野に放つ必要がある。勉強の得意でないものは、ドイツや
フランスのように職人の地位を社会的に引き上げてその道での達人は尊敬される社会
風土になればよいだけの話。頭の悪いものどもが、大学に行く必要はない。
なにも中国にまで恥さらしに行く必要はないのである。