From: "J_Saita3 premium" Newsgroups: fj.soc.politics References: <031023101951.M0101744@flame.hirata.nuee.nagoya-u.ac.jp><3f974913_1@127.0.0.1><031023125842.M0202832@flame.hirata.nuee.nagoya-u.ac.jp><3f975a7a_1@news.premium-news.net> <031023152029.M0102879@flame.hirata.nuee.nagoya-u.ac.jp> Subject: =?iso-2022-jp?B?UmU6IBskQkZ8S1wkLCRAJGEkSyRKJEMkPyROJE82WiRyREwkNSRKGyhC?= =?iso-2022-jp?B?GyRCJCQkKyRpJEAhIxsoQg==?= Date: Sat, 25 Oct 2003 13:20:48 +0900 Lines: 61 MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Priority: 3 X-MSMail-Priority: Normal X-Newsreader: Microsoft Outlook Express 6.00.2800.1158 X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2800.1165 NNTP-Posting-Host: news.premium-news.net Message-ID: <3f99faa9_3@news.premium-news.net> Organization: news.premium-news.net X-Comment: http://www.premium-news.com, First Class News Server Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!onodera-news!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!nntp-relay.ihug.net!ihug.co.nz!west.cox.net!east.cox.net!peer02.cox.net!cox.net!ecngs!feeder.ecngs.de!news.premium-news.net!not-for-mail Xref: ccsf.homeunix.org fj.soc.politics:7138 "Takao Ono" wrote in message news:031023152029.M0102879@flame.hirata.nuee.nagoya-u.ac.jp... > 小野@名古屋大学 です. > > 納得してほしいとは思いませんが, 一応書いておくか. > # 念のため: 強盗の話ね. 拉致の話はまた別だから. > > <3f975a7a_1@news.premium-news.net>の記事において > muraki_n@doglover.comさんは書きました。 > muraki_n> > kmiyashita> > 法治国家において自己救済ってのは全面的に禁止され ているはず. > muraki_n> > kmiyashita> 何故、違法なのかの説明がないね。 > muraki_n> > え? 強盗に盗まれたものは (盗んだ人の) 同意を得ずして取り返して い > muraki_n> > いって, どこかに書いてあります? 書いてあるんだったら, そこを指 摘 > muraki_n> > すればいいんじゃないの? > muraki_n> 法哲学の分野です。価値判断の問題です。そこまで行き着かないことに は、議論には > muraki_n> なりません。条文の問題ではおさまりません。 > まぁ, 現行法においては, 他人から盗んだものであろうと何であろうと, > 現に物を支配しているということに対して「占有権」という権利を認め > てるわけだから. > # 強盗・窃盗などはこの「占有権」に対する侵害行為. 拉致は別ということなのですね。 分かりました、拉致は、被害者の奪回は、私力の行使でないのですから、すなわち、 自助救済とは言いませんね。 yamはアホですから放って起きましょう。 拉致問題はおいておきましょう。 自力救済(=私力の行使)の制限は、必ずしも、絶対というものではありません。 ・正義実現のために私力では、救済の力がないので国家の実力による救済を基本とす る。 ・力の強いものの言い分が実現されるので正義の実現にならない これが理由ですね。 つまり、 正義であり、それを実現する力があれば、力の行使の程度により、民法において合憲 としている判例があります。 英米法なんかですと、もっと、積極的に合憲にしているようですね。 結局、この法律は 市民法の体系において、 財産権の原理にあたり、 そのなかでも、契約以外の債権発生原因に相当。 さらにその中で、「不法行為」にあたるもの。 yamは、この体系の法理で、北の拉致した被害者の救出を、自力救済などとほざいて いるのですからアホ丸出しです。北がわが国の市民法下の住人であるというこの間抜 けな認識。 > -- > 名古屋大学大学院 情報科学研究科 計算機数理科学専攻 > 小野 孝男 > P.S. > 「法治国家において自己救済ってのは全面的に禁止されているはず.」て > 書いたけど, 法に定めがあれば当然のことながら問題なし.