>
> ここでもやるべきことはわかっていて、資産を積極的に海外に投資
> して、その儲かった分を税金経由で、再配分すれば良いってだけで
> すけどね。サッチャリズムは結局はそういうものだった。
>

供給過多のマネーを吸い上げての海外投資ならインフレ政策。
サャッチャー政策は、インフレ阻止の政策でデフレ政策ではないでしょう。
あれは古典派経済学の政策ですね。レーガンもそう。
日本はデフレ。マネーが市場にでまわってっない。
インフレ政策ではだめでしょう。

>
> バブル崩壊で軟着陸に失敗した日本は、バブルをもう一度必要とし
> ているわけではありません。成熟した先進国として安定した経済モ
> デルを必要としているんです。それが、どういうものかも実はわか
> っていて、西欧にいくつかモデルがあります。
>
> ハイテク、サービス産業を中心とした(高い税率の) 高度福祉社会
> ってのが、当り前のモデルです。けど、その当り前のものに納得で
> きず「ものづくりの復活」とか言っている馬鹿が多いのが日本の現
> 実。やっぱり、痛い目に会わないとわからないよね。でも、インフ
> レでもデフレでも、日本の高度成長期の資産が食い尽くされてしま
> えば、そういうモデルにはもう到達できない.... 銀行はむしろ国
> 際業務からは撤退してしまったわけだし。
>

バブルに軟着陸も硬い着陸もないと思いますね。いつ始まるか分からないし、どう終
わるかも分からない。誰も知らない。
バブルと、有効需要の発生とは違うでしょう。
バブルは、買えば必ず値が上がると人が予想し、その思い込みが物を高値で追い上げ
る心理効果が発生すればいつでもどこででも発生する。これは、勤勉、正直、こうし
た近代資本主義精神による利潤追求とは違う。これは独占や投機などの悪しき精神で
あり、近代資本主義精神による利潤追求ではない。つまり、国民総生産(国民総所得
=国民総供給)=(消費+投資)=国民総需要(=有効需要) という近代経済学の
原理による救済策ではない。近代経済学による救済策は 消費+投資という有効需要
の喚起で国民総生産を大きくすることにある。有効需要さえ大きくなれば、国民総生
産は大きくなる。乗数効果を狙って投資をしてもは国民総所得と(消費+投資)の波
及効果がでてないところを、その無限波及がでるようにすれば、それが乗数効果であ
り、ケインズの有効需要の原理は立派に働く。
ここで 限界消費性向×国民総所得が消費である。所得が増えなければ消費は増えな
い。所得が増えても使おうという消費マインドが資産デフレで冷え込んでしまった限
り、消費は増えない。バブルは限界消費性向が異常。借金してでも買う。

河野さんは、ハイテクだとか、サービス産業を中心とした(高い税率の) 高度福祉社
会というがこれも、ケインズの有効需要。業種が何かなんてのは、民間を規制で縛ら
ずに放てばいろいろでてくるでしょう。こういう、業種やモデルが何かという前に、
何の業種であれ、モデルであれ、有効需要が増加すればgnpは増加するという原則
を認識することが大切。

業種をいくらあげつらっても、あの料理なら売れる、この料理なら売れるといって
も、レストランの許可や、保健所の許可や、仕入れルールやなんかんやで規制ラッ
シュ、資金は1円でやれるといっても、何より資本、運転資金がなければ何にも出来
やしない。
幕をあげても、運転資金が借り入れできなければおしまい。
いまの日本には、金を調達する資金の市場がない。自社株出資てくれる市場がハイリ
スク企業や新参者にはない。一度失敗したものにもない。銀行を通してしか融資しな
い制度が、家産官僚が完成している。日本国の憲法にも、いかなる法体系の上位に位
置する法律にもないのに、官僚は恣意的に自らの特権的支配を構築するべくこまごま
とした規則を作り上げてしまった。族議員、無能国会議員は言いなり。

まず、この家産官僚機構なるものを、解体する方向が必要。官僚監視の別系統組織が
必須。


> この民間活力うんぬんは「インターネットバブル」程度の幻想しか
> 作れなかったことも誰でも知ってるんだよね。
>

それは違うでしょう。
家産官僚制の下で、いつ、わが国は自由なる金融資本、規制なき企業活動をしました
か。
福祉の介護にしても、老人をベッドに持ち上げる機器にしても、どうにもならない巨
大装置、それに、役所は補助金を出し、それらを作っている会社はそれなりのところ
が作っている。もっと安く出来るのに。役所が管理して補助金を損なのにつけてるよ
うでは、使う側が自分の持ち出しが安いほうを使う。
わが国は規制の宝庫。河野さんのいうような、すでにやったなどという認識は、まる
で、逆。わが国は、一度も民間勢力の自由闊達な開放をしていない。

> つまり、君の言っている
>
> > こうして財をつくる道筋を作ることこそ急務。財布の中味のないことを嘆き
> > さらにひもを締めたり倹約を促進する考えでは財は生まれない。
>
> ってのは、古色蒼然たる「所得倍増計画」つまり「高度成長期をも
> う一度」ってことでしょ? そんなものは、もうあり得ないです。

河野さん、
河野さんは近代経済学を勉強しなければ話にならない。
需要がgnpを決める。河野さんは
国民総生産 =消費 +投資
さらに 消費 は 国民総生産 の関数であるといこと。・・・国民総生産=国民総
所得
この原理を認識すれば、有効需要の増大が、池田隼人の所得倍増計画であったのでお
試し済みなどというようなドアホなことはいえない。

> そういうことをしたいんだったら、中国にでも行った方がいいね。

バカ行っちゃいけない。中国は、失業者が溢れている。失業者が失業者として集計さ
れない失業者の国。河野さんは近代資本主義の精神とは何かを理解すべき。あんな国
に、近代資本主義のシュの字もない。自由市場?バカ言っちゃいけない。ただの市場
(いちば)。
海賊版が横行するおよそ近代資本主義の精神とは似ても似つかない。

> とにかく子供が多くなれば解決するみたいな後進国的発想の谷村も
> 中国に行った方がいいな。

谷村はしようがないですね。奴は、インターネットにより、シンクタンクがいかに国
民を洗脳できるかの事業に一枚噛んでいるのでしょう。あけてもくれても同じトーン
でアドバルーン揚げてますからね。彼は中国いったら失業でしょう。いや、ひょとす
ると上海あたりでパンダ的白黒市場主義の宣伝カーで飛び回ってるかもしてない。
今中国に出て行ってる企業というのは、中国に帰化する企業か、向こうで、肥やしに
される企業かどちらかですよ。投資歓迎で低価格製品を作って、それで儲かると思う
のが間違い。遅かれはやかれ技術は盗まれ、海賊版が横行して、彼らは埋没してい
く。中国人をなめてるよ。彼らは必至の思いでやってるからね。したたかだよ。彼ら
に近代資本主義の精神なんかないよ。国策資本主義には、近代資本主義の精神なんか
無用。彼らを出し抜こう利用しようなんてとんでもない発想だ。ソフトなんかも安く
作らせてるようだが、肝心なところは日本で手を入れないと使いものにならないとい
うではないか。さらに、インサイダー的情報はことごとく吸収されるだろう。

政策の失政です。
優れた技術は必ず軍事に転用される。目先の金儲けがやがて大きなつけとなって帰っ
てくるよ。
いくら防衛費を増大しても、それを上回る技術基盤を提供してるというのは、わが国
には、アイデンティティというのがないのか。
自衛隊出身者がコンピュータ会社をつくって乗り込んで向こうに会社作ったり、証券
はじめ各種ソフトを向こうで作って逆輸入しているようでは、これはもう、日本は丸
裸。

中国が共産主義を掲げている限り、近代資本主義精神は向こうでは開花しないね。近
代資本主義精神のない産業交流はいかに危険な未来をはらんでいるか、わが国のシン
クタンクは解析さえしてない。
防衛力整備計画?笑わせるんじゃないよ。その前に、中国へ飛び出ている企業を強制
送還さろ。

生産はわが国国内で行う。
内需拡大策、国内競争を基礎とする。海外からの輸入品にはしっかりとした関税を儲
ける。低価格製品の流入は厳しく取り締まる。しかし、国内での競争は、必ずさせ、
独占禁止を厳守する。

高品質製品製造、企業の海外への技術漏洩の厳格な監視、安い労賃で姑息に儲けよう
などというのは、必ず巨大なしっぺ返しが来る。貿易の自由化は比較優位な物が、高
賃金な物であるところを狙わねばならない。比較優位なものが、知的資質を有するな
産業であるかぎり高賃金は、国内生産での労賃でやっても絶対なりたつ。ただし、産
業スパイや海賊版などという外部経済は厳禁。さらに利ザヤを期待して海外に技術移
転するものは国籍剥奪が妥当。
団さきがけ研究21(機能と構成)これはもう、いらんだろう。