2001年7月14日、『あなたも会社を変えられる』と
題されたNHK特集で、しまむらという会社が
紹介されていた。薄利多売系の服飾販売チェー
ンであり、従業員の95%が女性である。もと
もとパートタイムで働いていた主婦が多い。
当然、各支店をまかされている店長もほとん
ど女性である。

6600人ほどのこうした主婦層を中心とした女
性従業員が年間2200億円を売り上げるのだか
ら、まったくたいしたものである。

あれから2年連続、しまむらは大幅黒字経営を続けている。特に
2002年度会計は純利益増加率が40%を超える大成功である。

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空前の高齢化社会に突入する日本に、危機回
避のための可能な選択肢は3つしかない。

1.大量の外国人労働者を受け入れる。
2.2200万人の女性労働者のうち、800万人  
    のパート労働者を正社員に格上げする。
3.金融大国化する。

私の個人的嗜好は3に向かうのだが、2も悪
くないと思う。