こんにちは

> 以上、(1)から(8)の記事を見ますと、ドイツの謝罪はナチスの蛮行に関する
す
> る謝罪であって、ドイツ人自身の行為に関する謝罪ではないとする説と、ドイツ
> 人自身の行為として恥じている部分はあると言う説とが対立しています。やや、
> ナチスの行為に関する謝罪ではないか、とする説が優位か。

世間の趨勢の意見では、

ドイツはナチスに戦争責任を押し付け、それを自分たち自身でも、かなり過酷に追求
した。
日本は、天皇の戦争責任を追求することもせず、それ以下の東条英機に代表される政
治家とか、現場の将兵とかが連合国に糾弾されるのを、ただ傍観し、追随した、

ということではないでしょうか?

ドイツのやり方が倫理的にいいかどうかはともかく、少なくとも責任所在を明確にし
たということでしょう。だから、あとでごちゃごちゃ言われても、一応論理に筋が
通っており、それなりに反論できる。

日本のやり方はかなりあいまい、行き当たりばったりですね。何か言われると、反論
できないから、あいまいな謝罪をしたり、援助とかでお茶を濁す。

ところで、最近ヒトラーのドキュメント(ドイツ国営放送作かな?そんなもんがある
のかどうか知りませんが)を見ました。ヒトラーって、オーストリア人だったんです
ね。後で、ドイツに帰化したみたいですけど。これには、結構驚きました。

それから、賠償といえば、ドイツはポーランドにまだ賠償していないそうな。

http://www.asahi.com/column/aic/Tue/d_tan/20040921.html

ドイツは、個人に対する賠償という形で、多分ユダヤ人に次ぐ被害者であるポーラン
ド人に賠償していると思ってました。(日本・中国間みたいに、中国が賠償請求権を
破棄しても、その裏で、援助とか言う形で、実質的な賠償を行っているかもしれませ
んけどね。)


同じ方のコラムですが、

http://www.asahi.com/column/aic/Tue/d_tan/20040928.html

シュミット元首相の見解はかなり面白いと思います。まあ、日本にはEUに相当するよ
うなものがありませんが。個人的には、日本が常任理事国になってどうするんだって
気がします。アメリカが2票になるだけじゃないのかな。