ブレイドは前置きなしで、第41話「強くなりたい」です。


○アバンタイトル
一万年前のバトルファイトの光景。
海辺で戦う53体のアンデッドたち。
まさにバトルロワイヤル!
倒れた者たちは、バックルが開く。
タイガーちゃんは、リザード・アンデッドを仕留めた。
「私は必ず、勝ち残る!!」
突然上空に、光を放つ捩れた石板が出現した。
「わが勝利の証として、敗者を封印せよ!マスター!!」
捩れが解けて平らになった板が、トカゲロンを吸い上げる。
板の表面に出現した巨大なカードにより、トカゲロンは封印され、
そのカードはタイガーちゃんに与えられた。

睦月クラブで目覚めた光さん。
「・・・あれは・・・一万年前の・・・」
左腕の包帯を解く。


天王路のアジトで研究員が調べているのは、光さんが見た、捩れた石板・・・。
「広瀬君、君の実験は無駄にはならん。
髪にも創れぬ物を、我らが誕生させる」
天王路の見ているケースの中には・・・2枚のカード?それが近寄っていく?

○オープニング
金居役の窪寺 昭さんは、セーラームーンのクンツァイト役。
編集長役の顔田顔彦さんは、同じ役で劇場版に出演。
王様ゲームに興じる虎太郎の前で、太鼓持ちをやってました。

○白井農場
みんなでカードの確認をしている。
「剣崎君が封印したアンデッドが13体と・・・もう一体エレファントも」
「俺は11体」
A・2・3・4・5・6・7・8・9・J・Q。・・・負けてる。
「相川 始も13体封印してるよね」
いや、13体封印したわけじゃないけど。
「そしてレンゲル。睦月君の持っていると思われるカードがこれ」
パソコンの画面に表示されたのは、A・2・3・4・5・6・7・9・10・
K。
「じゃあ、封印されて無いアンデッドは・・・、あと4体!
あと少しだよ。これでこの戦いは終わる!」
「いや・・・、もう一体・・・」
「そっか。ジョーカーも。でも、相川 始は今・・・」
「広瀬のお父さん、いや、トライアルBが俺に見せたデータの、
ジョーカーが勝ち残れば世界は滅びるという結論は、嘘ではないと思う」
「広瀬さんだって、お父さんの大切な思い出が犠牲になったんです。
何も失わずに勝てるとは、思っていません・・・」
「睦月は大丈夫なのかな?
Aが睦月を支配しているとしたら、クラブのカテゴリーAはまだ完全には封印さ
れてないって事かな?」
「それについては、俺も確かめるつもりだった」
橘と一真は、睦月の元へ向かう。
出掛けに虎太郎が、
「ねえ、広瀬さんのお父さんが言った、元ボード理事長って人は関係ないのかな
?」
「天王路か?でもあの人は、アンデッド解放の責任を取って、ボードを去った」
「俺が入った時は、もういなかったから」
「剣崎や睦月のことを、知っていたとは思えないな」

橘さん、読みが甘い。

○喫茶ハカランダ
久しぶりに、望美ちゃん登場。
「本当に?本当に睦月だったの?」
天音ちゃんが、拉致されていた時のことを彼女に話した。
「うん、多分・・・」
遥香さんはそのことを知らなかった。始に口止めされていたのだ。

手がかりを得た望美ちゃんは、店を出た。
「?」
始が見送る。

始の出番は、この1カットのみ。

○睦月クラブ
豪快に肉を頬張る光さん。
傷はすっかり治ったようだ。
睦月は相変わらずブツブツ言っている。
「・・・剣崎もジョーカーも、新しい力を手に入れた。
次は俺の番だ。・・・見てろ」

いや、多分次は橘さんでしょう。

「勝手にしろ。お前にはもう興味が無くなった」
光さん、席を立つ。
「なに?」
「私はお前を観察していた。
お前がカテゴリーAなのか、それとも人間なのか」
「どういう意味だ?」
「お前は・・・甘すぎる」

ジョーカーと対決して、足の震えが止まらなくなる、
「俺は最強なんだよ・・・」と、壁に八つ当たりする、
自分のコピーを見て、ムカムカしてる・・・。

「不安定すぎる。
お前など、アンデッドではない!」
「俺はカテゴリーAと一体化している」
「今の気味は、私が倒す価値も無い」
「うわぁー!!」
光さんに殴りかかる睦月!!
軽くかわされ、回し蹴りで吹っ飛ばされる・・・。

わずかな手がかりを頼りに、望ちゃんが睦月を探しに来た。
それらしい店に入っていく。
姿は見せないが、ピーピー言ってるのはナチュラルか?
ひょっとして、望美ちゃんには、睦月センサーが?

「俺は強い!もっと強くなるんだ!」
「何のための強さだ?」
「理由なんて、要るか!!」
「睦月!」
望美ちゃんが睦月を止める。
「望美?」
「ヤバいって、睦月。こんなの睦月じゃない!」
「なんでこんな所に来た!」
望美ちゃんを振りほどく。
それでもあきらめない彼女。
「お弁当食べない?急いで作ってきたから、あまりちゃんとしてないけど」
おにぎり3個。
「部活の後、いつも美味しいって・・・」
「どけ。どいてろ!」
あくまで拒絶する。
「・・・」
二人を置いて、光さんは店を出た。

○路上
アンデッドの気配を感じる光さん。
「いる・・・近くに。アンデッドだ」
気配のほうへ行ってみる。
通りかかった一真たちも、光さんを追う。
「チッ、邪魔な奴らが・・・」
走り出す光さん。
「睦月を狙っていたのか!」
「逃がすか!」
「変身!」『Turn Up』×2
「やめろ!貴様らと戦うのはあとだ!」
そこへ睦月も来た。

○睦月クラブ
モップでドアを閉められ、閉じ込められた望美ちゃん!

「エレーン!!」(違)

体当たりでドアを破る!
「閉じ込めるなんて、酷いぞ睦月!」

○ビル街
銃撃をかいくぐり、ギャレンを撃破するタイガー!
ジャックフォームで空中から仕掛けるブレイド!
反転してきたブレイドの背中に飛び乗る!
「この程度で倒されるわけにはいかない!」
壁に激突させられ、ブレイドも撃破。
「なんて奴だ!」
戦いぶりを見ていた睦月も、思わず「強い・・・これがあいつの本当の強さ・・・」
逃げるタイガー。
「待て!」
追いかけようとした睦月を、橘と一真が止める。
「あのアンデッドは、俺の獲物だ!」
バックルを装着する。
変身しようとしたとき、望美ちゃんがやって来た。
「睦月!」
「どこかに行け、望美!」
その様子を見ていた橘。
「睦月、お前は完全にカテゴリーAに取り込まれたわけじゃ、ないんじゃないか
?」
「・・・」
「今もためらっている。望美ちゃんの前だから」
「・・・」
「お前は闇に飲み込まれてなんかいない!」
「確かにお前の中に、邪悪なカテゴリーAが存在する。
しかし今のように、時に邪悪に反発する。
それはKの力か?
あるいは、お前の心か?」
「勝手なことを言うな!」
橘を突き飛ばし、望ちゃんの前で、「変身」『Open Up』

変身する前に何か言ってるんだけど、よくわかりませんでした。
「俺は・・・、負けるのだ」って聞こえるが?

吠えるレンゲル!
「いやー!」
逃げる望美ちゃん。
一真たちがレンゲルを止める。
「本当の自分を取り戻せ!」
「これが本当の俺だ!」
再び変身し、レンゲルを抑える橘。
「剣崎、お前はさっきのアンデッドを追え!」
彼に従う一真。
「橘!ギャレン!!」

○編集部
原稿を持ち込む虎太郎。
タイトルは「仮面ライダーという名の仮面」。劇場版でベストセラーになった本
だ。
「前にも言ったけどさ、これはダメ」
原稿を突っ返す編集長。
「仮面ライダーの噂ぐらい、俺だって知ってるよ。
だけどそれを記事にするなって、上からずっと言われてるんだよ」
「それって、どっかからの圧力ですか?」
「さあな」
「もしかして、天王路って人と関係あります?」
天王路の名を出した途端、部屋の空気が凍りついた!
慌てて編集長は、虎太郎の口をふさぐ。
「もし生きていたかったらな、そんな名前二度と口にするんじゃない。
そいつに興味を持った奴が、昔から何人も消えてるんだ・・・」
「!」

○路上
男に蹴りかかる光さん!
「やめろ」
ジャンプして、歩道橋に逃れる男。
光さんも追う!
彼女のキックを受け止めた男は、アンデッドに変化した!

ギラファ・アンデッド!ギラファノコギリクワガタの祖。
またまたアンチショッカーモチーフか。
クワガタの怪人も、デストロンの輪投げクワガタと、ブラックサタンのクワガタ
奇ッ怪人くらいか。
えーい面倒だ。クワガッタンにしちゃおう。
ちょっとジゴクロイドに似てるかも。

「カテゴリーK!やっと戦いらしい戦いができるわね」
光さんも変化!

○ビル街
いつの間にか、ギャレンはジャックフォームに。
「俺は・・・俺は負けない!」
「睦月、強くなったな。
だがこれ以上、お前を暴れさせるわけにはいかない」
カードをラウズして、ギャレンが急上昇する。
「!」
バーニングスマッシュ!
レンゲルこれを受け、弾き返した!!
変身が解けるギャレン!
橘が立ち上がったとき、レンゲルは姿を消していた。
「睦月!!」

○歩道橋
戦いは続く。
「アンデッド同士が戦う必要は無い。俺と手を組め!」
「手を組めだと?
アンデッドは、自分が最後の一匹になるまで戦う!
そう定められているのだ!」
「誰が定めた?」
「我々を創った、この戦いの統制者だ!
彼が敗者を排除し、最後に地球の支配者を決める!」
「正しいバトルファイトならな!」
クワガッタン、巨大な剣を手にした。
「このバトルファイトは、偽物だ!」
「なに?」

一真が来た。
「あいつ!それにもう一体!」
歩道橋を駆け上がる!

「変身!」『Turn Up』
クワガッタンが双剣を振ると、ベルトから出たカテゴリーAのフィールドが砕け
散った!
弾き飛ばされる一真。
剣をそのままタイガーちゃんに向ける!
滅多斬りにした上、剣から放った光がタイガーちゃんを切り裂く!
「あいつ・・・強い」
バックルが開いた。
「・・・私の負けだ・・・」
クワガッタンは変化を解く。
「お前も気づいていたはずだ。何も起こらない。
お前はすでに、何体ものアンデッドと戦っているはず。
だが、かつてのような封印の石は現れたか?」
あの捩れた石板は、封印の石ですか。
「この現代のバトルファイトで、封印できるのはライダー達とジョーカーだけ
だ。
俺たちがいくら戦っても、決着は着かない。
このバトルファイトを仕組んだ人間がいる。
お前も知っている男だ」
一通り説明して、クワガッタンこと金居は去った。
「・・・はっ!」
天王路・・・あの男だ。

一度開いたバックルは、封印されなかったらどうなるんだろう?
トライアルDのように、しばらくすると閉じるのかな?

金居と入れ替わりに、睦月が来た。
なぜか望美ちゃんのバッグを持っている。
「お前・・・」
一真の脇を駆け抜け、タイガーちゃんに駆け寄る。
「睦月!離れろ!」
「剣崎、こいつに手を出すな」
「アンデッドを庇うというのか?」

人のこと言えないだろうが。

「こいつを封印するのは俺だ」

○公園
睦月と並んで、ベンチに座る光さん。
「なぜ私を封印しない?」
「俺は・・・俺はお前の言うとおり、弱いのか?」
はい。(違)
「お前の中には、光がある」
「・・・」
「あの女の子を近づけまいとしたのも、その光だ」
「そんな物があったら、強くなんてなれない・・・」
「フッ・・・。
なんだそれは?」
彼の持つバッグに気づいた。
「思わず持ってきちまった。食うか?」
おにぎりを勧める。肉食なんですけど。
「こんな物、食べたこと無い・・・」
睦月の食べ方を見て、とりあえず一口。
「美味しい・・・」
「ああ。なんか知らないけど、あいつの・・・旨いんだ」
「・・・」
突然立ち上がった光さん、睦月にグーで一発!
ゲシッ!「ウッ」
脇の欄干まで殴り飛ばされ、「いきなり!」振り向いた時、彼女はいなかった。

食べなれない物食べたので、消化不良でトイレへ(違)。

○天王路のアジト
ドアが開いた瞬間、所員を殴り倒して光さんが乱入!

通路で敵の気配を感じたが、何もいない?
振り向いた彼女の背後から、アンデッドが姿を消して近づいてきた!

遮蔽するキャラ、流行ですね。

ネチョネチョしてるし、バックルが二つあるし・・・。
「なんだ、このアンデッド?」
身構える両者!
今まさにアンデッドが飛びかかろうとしたとき、
「そこまでだ!」
背後から待ったがかかった。
天王路が、二人の研究員を連れて現れた。
アンデッドの動きが止まる。
「ティターン、お前の目的は、ライダーたちを滅ぼすことだ」
「ライダーたちを滅ぼすだと?」
「このティターンの持つアンデッド・ポイズンは、アンデッドを活性化させる。
これをライダーに注入すれば、ライダーの意思をアンデッドが支配し、暴れだ
す。
彼らは、自滅する。
行け、ティターン!」

カリスの場合は、どのアンデッドが支配するんですかね?

「貴様たちが、ライダーシステムを造ったのではないのか?」
「そうだ。アンデッドを封印するために。
そして今、彼らの役目は終わったのだ」
「?」
「来たまえ。君の見たいものは、ここにある」

天王路は、光さんを一室に通した。
そこには例の、封印の石が!

○駐車場
光さんを探す睦月に、ティターンが襲い掛かる!
「変身!」『Open Up』
レンゲルが変身したと同時に、姿を消すティターン。
「どこだ?」
素早い動きと伸縮自在の触手で、レンゲルを追い詰める!

○天王路のアジト
「・・・これは・・・封印の石。
バトルファイトのマスター・・・」
石版に駆け寄る光さん。


○オマケコーナー
「トリック・ブレイド」
今日は睦月の番。
「ダイヤ・クラブ・ハート」
3枚のキングを裏返して、怪しげな手つきで真ん中の1枚を抜くと・・・クラブの
Aに!
「次回も観てね!」

「こんな番組、観たこと無い。面白い!」
最後の一言は、光さんでした。


次週は、ティターンズの台頭(違)

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「蒸着せよ!!」 Red Lantis redlantis_@Yahoo.co.jp
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