**********************************************
民主主義とは何か、この議論こそが日本に不可欠。
改憲への暴走は日本をファシズム国家に。
**********************************************

1970年代の学園闘争の一つは、このような制度改善が視野に入っていた。
団交の激烈さや機動隊の導入、バリケード、そんなものばかりをマスコミはク
ローズアップしたが、大学での出世を犠牲にして、闘争し、大学を追われて
いった人々もたくさんいた。大学は何も変わらなかった。
大菩薩峠や、テルアビブ乱射事件みたいなのに、食われていった。悲劇だよ
ね。
「大学とはなにか」
この問いが提示されたのに、
大学は勉強するところだ
就職の道具だ、
結婚の道具だ、
黙っておとなしく勉強してろ、
世間の風当たりはそんなところ。加藤一郎学長は東大に機動隊を入れた。大学
の自治は死んだ。
大学がいったいどういった場であったのか、歴史的にどういう場なのか日本国
民は理解することなく、学園闘争を風化させてしまったわけだ。その結果
貴殿の指摘するような、学園のファシズムがはびこっているわけだ。

このような問題を放置することは、日本の民主主義が如何にでたらめなものか
を物語っている。家産官僚による支配が、学の世界を蹂躙し、学の世界を支配
しているわけで、これは、銀行という間接融資のみを金融の命綱にして、銀行
を支配することで日本の企業を官僚が支配する社会主義官僚体制と同じだ。

大学問題が、日本人の民主主義の意識を開花させることと表裏一体であるとの
認識を日本人が持つときに、政治も大学も産業界も変わるときだ。
完全情報公開、まずは、この筋をオンブスマンを立ち上げて迫ることはできな
いものだろうか。

樹里州人さんの<c77ns3$2qb$1@nn-tk105.ocn.ad.jp>から
>国立大学は元々不当とも思える公務員中級程度の扱いを、民営化され
>てより斜陽化し、どこかの大学から大学全体を騙し込む情報操作をも
>為されたりして、東大・京大ででもなければ低劣な扱いを日々受けている。
>その中でも学部長（や学科長・総長補佐、事務長）以上は年収・特権
>で上級や司法並みに思えてもヒラ（助教授・講師）の待遇は年収数百万
>（普通の生活で貯まる金だけでもそんな職位と十倍以上違う）であり
>可也酷く、本来は選ばれ方からは不当と思える扱いなのである。
>
>又、裁判所・地検・弁護士会は、
>　「法学部教授（勝手に司法資格が付いている）・医学部教授（医師
>を兼ねる）と他学部ヒラとは、或いは学部長（や学科長・総長補佐）
>以上とヒラの比較ですら「職業が違う」」
>位の実態を良く認識されることが絶対に必要に思える。
>
>外国重要誌論文は１本で（０本でも）採用・昇進人事になったりするが、
>論文は決して「業務の付け足し」の扱いと全く違う扱いをされるので
>あって、連続落選依頼（強要）は人事で昇進・転出とリストラの大差
>になる他生きた意味の消失になる程度の大被害そのものなのである。
>
>企業が、
>　「オリンピック出場されると他職員の本来の仕事の士気が下がるから
>出場させない（出場資格を奪う）」
>と代表者から開催関係者に連絡され続けその様になったら、大半の人々
>にはその不合理さが全く納得ならない筈だが、その例と何も変わらな
>い矛盾が、権力集中の結果公然と放置？されている為複数回そういう
>連続行為を野放しにされている。
>
>それなのに捜査をしない（どころか捜査情報漏洩で彼等を援助する）
>とか結託して被害者へのダニ扱いを煽る行為は司法機関にあるまじき
>行為に思えるのである。
>
>---
>樹里州人
>legal_mind@usa.net


***********************************************************
1.民主主義とは、個人が責任ある主体的選択をする制度である。
2.民主主義とは、少数派意見といえども多数派意見を忌憚なく
　批判する機会を十分に与えられ、少数派意見が多数派意見に
　成長する可能性を保障する制度である。
3.どのような多数でもよい、多数で押し切ればなんでも許すと
　いう手続き民主主義のみで押し切る制度はファシズムである。
4.棄権者も、白紙委任組織投票者も、民主主義の敵でありファ
　シストである。
***********************************************************