柴田です。

 最近は、本NGは、古レンズ、珍しいレンズの話題が盛んですね。
 これは最近のメーカーの製品が、デジタルに移行してしまった事
に関係があるのでしょうか。
 
 年の終わりに際し、この一年を振り返りながら、写真、写真機の
歴史を10年とか数十年のレンジで、考えてみました。

 歴史といっても、専門家では勿論有りませんし、調べたのでも有
りませんが、例えば、自動車が、ごく初期に蒸汽機関だった以後は、
ずっと内燃機関のまま、スピードと快適性、操作の簡便性、安全性
の向上を発展させ乍ら、ようやく電気を動力に使い初めて来ていま
す。将来、車の動力から内燃機関が無くなるのかどうか未だ先は見
えていません。通信は、無線と有線を並立発展して来ていますが、
ここに来て、無線側が急速に携帯電話を媒体として、変化発展して
来ているようです。
 その他、航空機、列車の大量輸送機関等でもいろいろな進化発展
が有りました。
 さて、写真でこの事を考えた時、過去10年間、この先の10年、
更には、50年後に、写真は写真で有り続けるのか、他の映像に取っ
て変わられるのか、写真が写真で有り続けるとした時に、デジカメ
は、長い銀塩の歴史の中に、写真を撮る道具の1種として割り込ん
で来ただけなのか、或いは取って変わる進化物なのか、今の私には
全く判りません。
 ニコンF は勿論のこと、パルナック型のライカでも、今、使用で
きるように、50年先になっても、現行のカメラが使われているのか、
博物館か個人蒐集家のガラス棚に納まっているのか、考えれば、興味
しんしんでも有り、楽しい事です。