Hhideyosi wrote:
> それが外務省のような不正の温床につながっていたのでは・・

外務省の場合は、例の「外交機密費」という使途を問わない金の存在がありまし
たからちょっとちがうかもしれませんが、
> ぶんどった予算で部下をコントロールして権力を握り
> 残った裏金で賄賂や内部接待、はては愛人とデート
> なんてことにならないように・・

それは、

   目的が達成されたかどうかの判断基準
   使った金が目的達成に使われたかどうかの評価基準
   余った金を返納しても次の予算獲得に響かないような査定制度

がきっちりできれば可能でしょう。

使う前から使い道を細かく特定するのをやめて、使った後に有効に使われたかど
うかを評価するという方法に改めたほうが、金銭的な無駄は減るはずです。細か
い使い道は使用者に任せたほうが、実際の支払い価格の変動に柔軟に対応できる
し、公示価格と実勢価格の差額を無駄にするようなことも減るはずです。

海外に出るのに正規の料金でしか飛行機に乗れないなどというあたりはいかにも
無駄です。実際は、正規の料金を払ったことにして、差額を食事代にあてたりし
ているわけですが、それでも余れば結局裏金になるしかないわけです。それぐら
いなら、全部表に出して、食事代は食事代として記録して、余ったら返すように
した方が、金としてはよっぽど使いやすいし、節約になる可能性もあります。

失業保険料で集めた金で、要らない福祉施設を作って結局維持できず、二束三文
で売るというような馬鹿げたことは、「余ったら使い切る」から「余ったら返さ
せる」ことで多少は防げると思うんですが。

萩原@グリフィス大学