常泉です。

http://groups.google.com/groups?dq=&start=25&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&group=fj.sci.physics&selm=3989755news.pl%40insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp
> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
> 
> いや、そうじゃないんじゃないかなぁ。彼ら(Y氏と常泉氏)って、
> 複数の異なる理論が、それぞれ整合的に成立するってのを理解でき
> てないんだと思います。
> 
> 「自分の理論が正しい=それ以外の理論は間違っている」なんだよ
> ね。きっと。相対論があるからニュートン力学が間違っているとか
> っていう世界じゃないのがわかってないんだと思う。
> 

河野さんの上記の発言は何の根拠も示されないままの中傷発言であり、
特に大学教官の発言として批判されるべきものでしょう。
また、

> ミンコフスキーが計量を中心とした説明をしてから整合性が理解さ
> れるようになったんだと思います。彼ら二人共が計量と言う言葉を
> 一つも使わないのは、彼らが相対論を理解できなかった証拠みたい
> なものなんだよね。

という発言は、T理論が掲載されている私のHP上で
計量という言葉が一つも使われていないかどうか調べれば、
それが正しい指摘か否かは直ちに判明することであり、
誹謗中傷発言として批判されるべきものです。

河野さんの発言にはこのような批判されるべき直接的誤りが多いことは論外として、
河野さんの思考形態の非正常的(非一般的)誤りからも汲み取れる
相対論に関する論議に対する一般的な誤りについて
河野さんの発言からの類推として、何を探り出せるか検討してみたいと思います。

河野さんが、「相対論を理解できない証拠がある → 相対論を間違いと思うことは間違っている」、
とすることの根拠は、その根拠自体の不存在のため検討に値しないものですが、
専門家を中心に「相対論を間違いと思うことは間違っている」とされる場合の、
その一般的理由と考えられるものについて分析してみましょう。

Xさんは河野さんとは異なる観点から
「相対論を間違いと思うことは間違っている」と考える
物理学を生業とする標準的な方とすると、
Xさんの「相対論を間違いと思うことは間違っている」ことの根拠(理由)は
次のようなものと考えられます。

「相対論には理解の難しい又は困難な部分は存在するが、
それを直ちに間違いとするには根拠が希薄(とXさんは感じるの)であり、
相対論の解析が未だ完全ではない状態にあると考えるべきである。
(相対論の一部のおかしい部分には目を瞑れば、又は本当に間違いは全く無いと信じ?)
少なくとも相対論は間違っているとは断定できない以上、その理解困難な部分を除けば、
相対論の示す計算結果は実験結果と整合し、Xさん(現代物理学の代表)として
相対論に関しては良い事ばかりで、困ると感じる点は何も無くなる。
従って、相対論を信じて前進すべきである。」

このような状況を想定し、本当にXさんには「相対論について困る点は無い」のか
T理論の見解を交えて検討してみましょう。
ここで、近代物理学で困ることの代表的ものとして、個人的好みの違いはあるにしても、
「繰り込み理論」を選ぶことにしましょう。
「繰り込み理論」と相対論は関係がない、と思われるかもしれませんが、T理論で調べれば
「繰り込み理論」と相対論には切り離せない関係が見出されるからです。

繰り込み理論が不要になれば物理学はスッキリすると考える物理学者は多いはずです。
仮にXさんが繰り込みは誤った操作ではないと考えていたとしても、
Xさんが「繰り込み不要の理論」が確立したと知れば、
それまでの考えを撤回されることになるでしょう。

従来、繰り込み理論が必要になるその原点は、相対論にあるのではなく、
量子論にあると考えられていたかもしれません。
しかし、実は、繰り込み理論が必要になるその原点は相対論の誤りにあり、
もし相対論が正しい理論であれば繰り込み理論はそもそも不要だったのです。
このような事情は、本質的には、T理論の公理が従来理論と異なることから生じる
質量不変性から、質量に発散が起こらないことによるものなのです。
この事情は更に、電磁的(自己)エネルギーにも発散が起こらない事に繋がります。
以上の関係を知り(話はそんなに単純ではありませんが)、T理論を理解すれば、
量子論の観測問題までもが一気に解決する事態にも繋がることになります。

T理論は多くの場合、相対論と同じ計算結果を与える理論なのであり、
更に、従来理論で困る部分がT理論で解消するのですから、
T理論は相対論を超える理論であることは当然となります。

そのために、相対論は生き残れず、相対論はT理論に替えられざるを得ませんが、
相対論の代わりを務めるT理論は(修正された)量子論と一体化した理論となり、
真に、これまでの重大問題が解決する新たな美しい物理理論が誕生するのです。

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常泉 浩志

相対性理論は間違っています。量子論も修正が必要です。
私は、新しい物理学の到来を告げる「T理論」を提唱しています。
「T理論」は、相対性理論の代替理論であり量子論も修正する理論です。
http://www.ni.bekkoame.ne.jp/tsuneizumi/

    − T理論を構成する物理の基礎 −
(1). 時間は普遍(絶対)である。
 従って、光速度不変という異常概念は不要となる。
(2). 物質の波動関数は実在であり、確率(振幅)ではない。
 これから、光は実在せず、仮想の物理現象となる。
(3). 質量エネルギーは不変である。
 速度が変化しても質量が変化することはない。
(4). 力の大きさは従来の2倍である。
 遠隔作用で交換されるエネルギーに関連し、量子論で重要になる。
(5). 速度の異なる系間では4(次)元座標が均等に収縮する「T収縮」が起こる。
 4(次)元座標は現実の空間の座標ではなく、作用空間の座標である。

    − T理論から得られるいくつかの結果 −
(1). 加速器における荷電粒子の加速運動は、相対論とT理論で一致する。
(2). 水星の近日点移動が軌道の数値計算から99.9%以上の正確さで計算できる。
 この軌道計算は任意の楕円運動で可能である。
(3).  原子時計は、重力ポテンシャルの変化に起因する時刻の変化を示す。
 GPS衛星搭載の原子時計の変化は時間の変化とは無関係に説明できる。
(4). 1次、2次のドップラー効果の理論値は観測結果と一致する。
(5). 水素原子のエネルギー準位が従来より正確な値として与えられる。
 2S(1/2)、2P(1/2)に関しては、ディラック方程式の解に比べ
 実測値との誤差が10%以下になる。
(6). 自己エネルギーと質量エネルギーが一致し、物理理論の整合性が高まる。
(7). 従来理論におけるボーア半径の異常性が改められる。
(8). 電子雲分布から、水素原子の正確なエネルギー準位を求めることができる。
 この事実は波動関数の実在の証拠となる。
(9). 質量不変の帰結として、繰り込み理論が不要となる。
 繰り込み理論を用いずにラムシフト計算が可能となる。
(10). ローレンツ不変量は、T理論で従来と同様の役割を果たす。
 ローレンツ不変量は相対論と必要十分の関係にあるのではない。
(11). デルタ関数は修正され、素粒子を表す大きさのある自由空間の波束として示される。
(12). 波動関数実在の帰結として、観測問題が解決する。
 波束の収束という異常概念は不要になる。
その他、数多くの興味ある結果がT理論から導かれる。