河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <I1mzh.552$m22.153@news-virt.s-kddi1.home.ne.jp>, Masahiko Ito <m-ito@mbox.kyoto-inet.or.jp> writes
> > 分散環境だとホスト名を使って資源名にするのは、もはや、
> > ちょっと危ないしなぁ。どうするんだろう?
> この部分なんですが、「もはや、ちょっと危ないし...」というのは、具体的
> にどのような状況を思い浮かべればよいのでしょうか?ご教示いただければと
> 思います。

DNSの乗っ取りという手法があって、ホスト名のuniqueさに頼る
のは危険だという意味です。乱数で確率的に生成する手法でも、
意図的にぶつけることは可能ですので...

In article <M1mzh.553$m22.50@news-virt.s-kddi1.home.ne.jp>,Masahiko Ito <m-ito@mbox.kyoto-inet.or.jp> writes
> この点に関しては、ほとんど対策してないのが正直なところです。せいぜい
> libwrapを利用してアクセスできるクライアントを制限する程度の機能しか実
> 装してないので、アクセスできるクライアントのローカルユーザは全て信頼で
> きる人間であることが利用する際の前提となります。

それは、まぁ、許される仮定ではあります。

In article <P1mzh.554$m22.496@news-virt.s-kddi1.home.ne.jp>,Masahiko Ito <m-ito@mbox.kyoto-inet.or.jp> writes
> > resource id 自体は、どうやって取って来るんでしょう?
> クライアントがgrmdにロックを依頼する際にパラメータとして通知します。

なるほど。SYS V IPC 方式だな。

SYS V IPC にはデッドロック検出はないんだよな。

> 仰る通りです。ただ、実際の運用の場面では、全てのユーザにロックの順序を
> 意識させるのは困難な状況も有り得るのと、あえてデッドロックを避けずに、
> たまたま運悪くデッドロックを検知したプロセスにロールバックとリソースの
> 解放をさせる運用をした方がトランザクションの粒度が小さくなる場合もある
> ように感じます。

OS(またはデータベースの)の講義的な模範回答だなぁ....

面白いツールだと思います。OSの課題で使ってもらおうかな。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科