河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <ddghs4$a80$1@news511.nifty.com>, "GON" <gon@mocha.freemail.ne.jp> writes
> つまり、郵便局を使って地域の多大な利便性が確保されている現状を
> きちんと評価していないってことです。何より、前島密が努力して敷いた
> 全国一律の料金体系に基づく郵便制度が、国土の均衡ある発展に
> どれだけ貢献してきたかその恩恵を忘れてしまっているんでしょう。

旧国鉄の制度を「恩恵を忘れるな」という言葉で維持してたらどう
なのかな? 

国鉄も郵便局も富国強兵時代の遺物であって、今の時代に合わせて
変えていかなければなりません。両方とも「今となっては無駄な方
向に金を投資する」っていう状況になっている。

> 今の改革の問題点は、そういった良い面をきちんと評価していない点
> にあります。それをしないでただぶっ壊すでは、折角あった良いものも
> 壊れてしまって取り返しのつかない状況になるでしょう。

良い面って何?
    国債消費機関としてすぐれている
    貯金を集める方法として優れている
    郵便が全国津々浦々まで付くのには郵便局が必須
みたいなこと?

むしろ国の機関でなければならない理由が知りたいです。全部、民
で出来るなら、出来ない部分はどこ? 住宅公庫みたいに、一部の国
のサポートで十分なんじゃないの? 

まず、
    郵便事業と金融事業、保険事業の分離
は必須だと思います。これは、まったくの過去の遺物だと思う。

> まず、地域の過疎化を益々加速することは必死です。それに伴う
> 財政負担まで考えたら、郵便制度をきちんと維持し地域生活を
> 支えていったほうが経費は少なくて済むと思います。

過疎化は加速するまでもなく進んでます。農業立国ではないわけな
んだから、都市に人口が集中するのは仕方がない。それは悪いこと
ではなくて必要なことです。過疎化がいやなら、山の中に住むこと
のメリットを活かしたライフスタイルでも提案するしかないですね。
自分から実践して下さい。

そして、過疎化と特定郵便局制度が衝突するのは当然だと思う。公
社化では、それを解決するのは出来ないと僕は思います。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科