河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <cs9leb$54j$1@pin3.tky.plala.or.jp>, "Yutaka Segawa" <yutaka1961@palette.plala.or.jp> writes
> 日本人の多くが、福祉国家に満足できるとは思えません。
> それより生涯、現役バリバリでいたいと思っている人が、多いと思います。

それは、親が元気でいる間じゃないの?

両親が倒れたときに、

    仕事をやめて親の面倒を見る

ってのは割りと良くある選択です。40-60才で親が60-80才。そこで、
仕事をやめるかどうかっていう選択が降って来ます。介護人を雇お
うとすると、

    月40万円

かかるんだってさ。月収70万円だったら月40万円払っても問題
ないんでしょうけど。

結局は、その40万円分を「外で働く替わりに、自分が、親の保険分で、
自分が働く」ってことなんだけどね。それは、特に、

    安月給で働いている優秀な人(特に人間的に)

がそうなる。

    親を見捨てて、生涯、現役ばりばりで働く

か、

    生産性の高い仕事を捨てて、親の面倒を見ると言う有意義な仕事に安い給料で働く

かどちらかと言うことだよね。それが日本の経済にどんな風に働くかと言うと...
高福祉国家ならば、その

     月40万をみんなで薄く広く負担し、その月40万円分の仕事が出来る

ってことになるわけだよね。それが低福祉国家ならば、

     その分を自分で安く働き、全体の需要を低迷させる

って方にいくわけだ。

まぁ、妻をこき使うっていう選択肢もあるんだけどね。それじゃお
んなじじゃんと思うか、仕方ないと思うか。まぁ、それは一人一人
の決断ではあるけど。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科