河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <m3pt4um81b.fsf@nospam.maedapc.cc.tsukuba.ac.jp>, MAEDA Atusi <maeda-news@ialab.is.tsukuba.ac.jp> writes
> > 「つい最近まで Lisp の実時間ごみ集めのマイクロプログラムを書いていた」

LispとマイクロプログラムっていえばElisですかね。現役のLISPマ
シンってなんだろう? 

マイクロプログラムをメインメモリ上に置けば、それはVLIWと呼ば
れるみたいな感じ?  あるいは、インタプリタをハードウェアで実装
したものとも言えるかな。

Emulator 技術とかCode Morphingとか、JIT とか、なんか、同じよ
うなことを異なるレベルで繰り返しているみたい。そういうのと、
並行して「インタプリタの見直し」みたいなのがあってもいいと
思うんだけど。リフレクションは、ちょっとインタプリタの復権
みたいなところあったんだけどなぁ。

> こういう例はありますが、残念ながら Unix や Windowsで動くLispやJavaの
> (一般に手に入る)処理系で、リアルタイムGCが実装されているものは知りませ
> ん。

なんでなんでしょうね。やっぱり難しい? あるいは需要がない?

GCのない言語はいまだにはびこっているわけで、(おそらく第十法
則には、GCは含まれてないでしょ?) GCがなくても、ゴミを定数オ
ーダで回収できる場合が大半だし、そうでなくても、alloc/free 
比率を保証する手間を取るぐらいだったら、GCがあってもなくても
同じ、だったら、なしの方が良い、(自分の感知しないところで巨
大なデータ処理が行われたりしないとか、キャッシュレベルのデー
タ局所性を破壊されないとか)ってところなのかなぁ。

文化的なところも大きいんでしょうけどね。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科